【虎番リポート】天国の祖母の誕生日に届けた…シリーズ第4戦「湯浅の1球」に秘められた思い

「湯浅の1球」が記憶に新しい虎党の方も多いのではないだろうか。
1日の日本シリーズ第4戦。
同点の8回2死一、三塁で139日ぶりの1軍登板を果たした右腕は、
中川圭をこん身の直球で二飛に仕留め、試合の流れを変えた。
シリーズ全体の分岐点にも挙げられる場面。
その時、マウンド上で秘めていた思いを今、熱き右腕が明かしてくれた。

「ばあちゃんが亡くなったんですよ。第4戦がちょうど誕生日だった…。
びっくりな気持ちが一番でかいし、帰れてないので、まだ実感がわいていない」

シリーズ開幕4日前の10月24日だった。
祖母・忍さんが心筋梗塞の