とわの庭


    ~~~ 読書感想 ~~~

とわの庭  小川糸  評価 ☆☆☆☆☆

帰って来ない母を<とわ>は一人で待ち続ける。
<とわ>に力を与えてくれたのは、
ピアノの音、手製の雑巾、犬のジョイ…。
草木や花々、鳥の声。
生命の力に支えられ、光に守られて生き抜く
少女を描いた書下ろし長篇小説。


目の見えない女の子の“とわ“が
母親と二人きりで暮らし、
ある日を境に一人っきりになる。
保護されるまでほとんど外出したこともなく
人知れず生きてきた‥‥。
前半は暗く辛い場面が多いが、
一転して後半は救われたように温かい