今年もあと少し

11月、12月、能好きとしては不本意となってしまいました。
11月は国立能楽堂の能としては金剛流「雪」の回のみ見ましたが以前にセルリアンタワー能楽堂で金剛宗家がシテの「雪」を見ておりましたがので実力差なんですか、ハートに訴えるものがなかったという感想です。私自身は「能はハートで見る物」と思っており謡本を開いて見ている方を不思議に思うタイプの人間です。
「面白きは客の方なり」これは大正時代の夏の金春会での芥川龍之介の言葉で「面白きは客の方なり。およそその殆どが膝の上に謡本を開き見ており、舞台を見る者なし」
そんなような感想を述べております。一字一句間