日記196 蕎麦屋、鼻のつぶれた男&個人情報保護

 中島みゆきの歌ではありません。師走の慌ただしい過ぐる日、蕎麦会席所望。

 その蕎麦屋は、隠れ家的な知る人ぞ知る蕎麦処ですが、蕎麦どころではなかったのです。

 カウンターの向こう側に、首像。なんと「鼻のつぶれた男」。ロダンです。

 話からして本物です。なんでここにあるのか、ご主人黙して語らず。この作品、当時は受け入れられませんでした。彫刻は美化すべきという伝統に反していることに意義があります。

 日本大百科全書(ニッポニカ) によると、「1864年には『鼻のつぶれた男』をサロンに出品するが落選。しかし、この作品の激しい肉づけによっ