報告 2024年01月18日(木)21:40 会員以外にも公開 味噌汁に碧い冬菜を放り込み 冬木の芽鰭 酒寒 芹 枕頭に寝酒漱石サザエさん 平井奇散人 星の夜や寝酒に熱き卵酒 高木邦雄 ボルドーを寝酒と決めて霜夜かな 稲畑廣太郎 池越への風のきららや冬木の芽 環順子 晴れてきし朝の青さよ冬木の芽 竹内悦子 町なかにお濠の遺跡冬木の芽 今井松子 冬木の芽米つぶほどの光かな 太田チヱ子 足下につむじ風立つ冬木の芽 國保八江 植木屋の去りし翌朝冬木の芽 鈴木石花 東京は人渇く街冬木の芽 宮岡弘 寒芹をすすぎし水の青みたる 杉浦典子 寒芹の使ふだけ摘み昼餉かな 青木陽