連載:姥のつぶやき

人は皆 無用の用を知ることなし


 「人は皆 有用の用を知りて、無用の用を知ることなし」
                       「荘子」

 時として人はものの有用性のみを見 考えるが それは一面的である
 普段の生活になくてもよいものだと切り捨てていると
 人生に余裕がなく、おもしろみのない小さな人間になるだろうの意


 人生において無駄も必要

 無駄と知りつつ無為な時間を過ごす
  それは人生の回り道ながら 至福のときなのかもしれない

 断捨離という言葉が流行った
  無駄なものはすべて処分して、必要最小限のものしか残さない