連載:国会は在りの遊び

バナナのたたき売りのような医療費改定

 今はイベント等でしか見られないバナナの叩き売りのよううな2024年度診療報酬改定(6月)で、初診料30円と再診料20円の引き上げられる。

若手勤務医や看護職員、薬剤師らの賃上げのため、初診料2,910円に、再診料750円となる。中央社会保険医療協議会の改定内容では、医療サービスの対価にあたる「本体」の増額幅0.88%のうち、0.61%分を賃上げ関連分としている。

ただ、医療費全体の抑制額200億円としておりで医療従事者の待遇改善にはなり得ません。

 医療サービスの対価にあたる本体の増額は、おそらくとして医療DX政策に向けたインセンティブ的なものだ