温泉語物 No.2393 足袋の割に

 中級クラスの温泉旅館に泊まると、アメニティー・グッズとして、歯ブラシ、タオル以外に西洋風の足袋が提供されることがある。

 材質は靴下そのものなのだが、第一指と第二指の間に切り込みがある。下駄を履きやすい構造だ。

 足袋の割に寸足らずというか、丈がくるぶしまでも来ないほど短い。まあ、最近の靴下もやたらと丈の短いものが流行っているから、温泉旅館が流行の先鞭をつけたのかもしれない。

 しかし、こんなに丈が短いと、夏場は蚊に食われやすいだろうし、冬場は寒くてしかたがないよね。材料が少なくて済むから、エコにはなるのだろうけどね。でも、私はあまり好きじゃない