wakohはキリスト教徒だ。しかし、そんなことは、自分にとっては大事であっても、別にそれを人様に披露することでもない。内心の問題だ。
　それに、わが国では、キリスト教徒は多く見積もっても1％にも満たないという。その中でも、毎週の礼拝に参列している人と言えば、はるかに少なくなるであろう。
　wakohの親族では、家内の他には2人の子どもがキリスト教徒であるにすぎない。尤も、家内の場合は、もう5代にも及ぶクリスチャンの家系だ。キリストに在って生きてきた一族だ。家内は日頃そのことを公にはしないけれども、生まれた時、その両親は「神ともに在せ」との願いをもって、