夜の筑波山

もっとも低い百名山にして、万葉期から、歌垣の舞台でもあった筑波山。
百人一首にも、陽成院の歌が載っている。

「筑波嶺の峰より落つる男女川恋ぞつもりて淵となりぬる」

その男女川(みなのがわ)は、つくば市で桜川にそそぐ。
地酒の銘柄に「男女川」があり、筑波出身の第34代横綱は「男女ノ川登三(みなのがわ とうぞう」。

筑波山にはよく行った。春夏秋冬、さまざまなコースを登り、降りた。登山用地図にはないコースも。
裏筑波の、男の川コースと、女の川コースなども楽しかった。女の川コースには、サンショウウオが生息する。
また、カタクリの季節には、裏筑波の方が多くの