寒の戻りか、雪の舞う大原に降り立つと山の木々に雪が白く乗っかっているのが目に映る、早朝に雪に変わったのでしょう。

土産物屋の並ぶ道を歩き来迎院を抜け、まず音無しの滝を目ざし谷川沿いを登ります、散りばめられた雪の歩きづらい道を上がれば、静かに流れ落ちる滝が臨めました。

雪は少しずつ増えて行き、濡れた道で滑らないように気を使い、渡渉を幾つか繰り返しながら上げれば、三ノ滝に出会い筋のように落ちてくる姿を目に納めたあと、沢から離れ大尾山に向かいました。


雪を乗せた倒木を潜ったり越えたり繰り返し、急登を何度か乗り越えれば大尾山の肩に着き、もうこの頃には雪は