ハプバー体験

ハプバーは通常の倫理観を持つ人にはもはや変態の領域である。かたや、愛し合うカップルが性を遊戯的に体験しようと考えていれば、正当化はなされる。何事にもdiversityの時代である。
以前、芥川賞小説「ハンチバック」について、書いたが、この作品の冒頭はハプバーの描写である。生々しい性描写。「妊娠して中絶して、生まれ変わったら娼婦になりたい。」と願う主人公が、それを妄想する障害者であるという設定であり、作者自身、同様障害者という特異性を持つ作品。
なかなか深い。
性風俗や人間の心の性の闇をどぎつく描き、文学的とは言い難いが、作者が、障害者だから成立し等の批評