あれは忘れもしない・・・
2年間過ごした
飛騨高山からの卒業の日
旅立ちの前日
季節外れの大雪が舞いました
まるで彼女が空に向かって
足止めの願いでもしたような降りでした
朝、青空が広がり
高速の無い時代でしたので
9時間の帰路の心配はありませんでした
最後の荷物を車に積み込み
彼女の元へ
明日、就職が決まった会社の入社式
もぉ帰らないとならないし
倒れた母も心配
玄関から顔を出すも涙目
何を話せばいいのか?
春になったら必ず遊びに来るから・・・
・・・うん
じゃぁ行くから
・・・うん
元気でな!
・・・うん
彼女は
帰りながら
おむす