認知症にならないためには。

親戚の中でただ一人、東京で暮らしている叔母が認知症を発症した。医者によると「レビー小体型認知症」という分類になるそうだ。認知症の中で約7割を占める「アルツハイマー型認知症」に対して、この認知証は全体の5%程度で、特徴としては幻覚や錯視が起きやすく、パーキンス病のように手足の動作が緩慢となるという。叔母が部屋の冷蔵庫を開けて話しかけていたり、布団の上にビリビリに破かれた千円札を見て、施設の人が叔母の症状に気付いたそうだ。

叔母とは子供の頃から親しい親戚でもなく、東京に暮らしているという理由だけで、5年ほど前から何かにかこつけて電話がくるようになっていた。