温泉語物 No.2417 ハゲに泣いている

 あー、剛毛の人がうらやましい。毛はふさふさ、ハゲにもなりにくい。私なんか、子供の頃から細い軟毛で、将来ハゲになるのは容易に予測できた。その予測どおりに四十代から前頭部がハゲ上がってきた。やがて頭頂部の毛も少なくなってきた。なんとかハゲの進行を防止しようと、いろいろと索を講じてきた。頭皮に少し過度なくらいの刺激を与えるようにもした。仲間たちと頻繁に温泉巡りをしていた頃はどーにか進行が抑止されていたよーな気もする。

 しかし、数年前から温泉に行く頻度が激減し、そのためかハゲが急速に進行している。ハゲに泣いている我が人生。