花の香り漂う春卯月

菜の花の墨田川辺に続く道
われに詩情のあれよと歩む

幼ならが春を惜しみて駆けてゆく
桜吹雪のトンネルの中


春は花の絵巻物
このひと時をこのままに
すべてのものを制止して
何をも思い煩うことはない
うらうらと愛の絆を明日に繋ぎ
大いなる安らぎの日は
花の香り漂う春卯月

カテゴリ:日常・住まい