野山に咲く花ー連翹(レンギョウ)

ロウバイ(蝋梅)と並んで春の庭や野山を真黄色にして咲き、柳の枝のようにのびた長い枝を地面に這わせるようにして、鮮やかな黄色い花をその枝のはしばしまでずらりと付けている。

一つ一つの花はごく平凡で、際立った特徴はないが、群生すれば、風を黄色に染めるような存在感がでてくる。

鮮やかな黄色の花びらが光を浴び、光を吸い、光を跳ね返し、光と戯れるさまはには陽春の華やかさが感じられます。

日本名では「連翹」と書くが、中国名の「黄寿丹」や英語名「ゴールデンベル」の方が名前としてはシックリしているようだ。

高村光太郎が生前好んだ花が「連翹」であったので、4月2日