眠れない夜に鬼が来るぞ

反響が大きかったこの詩をもう一度。心の中に父の生きざまが見え隠れして
眠れない夜に鬼が来るぞ
             
淋しい心の隙間 沸騰した頭の中に鬼が現れた
記憶の光芒の中で見え隠れする鬼の顔
時間は渦を巻いて繰り返し戻って現れる 

なんだ なんだ ワォ!
父と歩いた靖国の森で 手を引いて歩く幼い僕に
『国のために戦った 悔いはない 英霊の声が聞こえるか』
”身捨つるほどの祖国はありや“(寺山修司)箴言である)
鬼がいたぞ 信じた父が悪いのか? 
囁いた悪魔が笑っている

桜満開の夜 友が亡くなった 
生前 秋の紅葉 叡山電車に乗って友と鞍馬山