絹の夜具地に寝そべり、ばあちゃんを想う

歳と共に、昨今季節の変わり目に、諸々整理することがあり。
押入れもその一つ、下積みされた分厚い布団があり、それを処分することにした。

これは、今から50年前ごろ、母が客様にと母方の祖母(明治生まれ)が秩父出身で、その方からの秩父銘仙の布団地で、仕立ててくれたもの。
これを今、綿は剥がして処分、布は、もったいないので私のベットカバーとして、日常使うことにした。
敷いてみて、そのうえで寝そべると絹の肌触りよく、ふと、祖母のこと思いだした。

小学校のころ祖母の実家に行ったとき、荒川をワイヤー付きの渡し舟で渡り、坂を上り、実家に着いた。
その時実家の親族が、