シニアの「生き甲斐」

(森村誠一「人生の究極」より)

どんなに幸福な人生を送っていようとも、生き甲斐のない人生は、すきま風が吹き込むように侘しい。(極端な話)毎日、「ごちそうを食べて寝るだけ」という"動物的生存"に生き甲斐はないであろう。

特にシニアになったら、それなりの幸せを達成したのち、おのれの"有終の美"を飾る(言ってみれば、人生の総決算にふさわしい)生き甲斐を満喫しながら「最後の旅立ち」をしたいと思う。

ところで、シニアの(残り少ない人生を飾るに相応しい)生き甲斐には一体、どんなもの(こと)が考えられるだろう。
私の友人たちの中には、
「趣味」= 絵画、詩や俳