庭散歩 第17弾「近江路」庭園・湖東

当寺は安土浄厳院で天正7年(1599)に行われた浄土宗と日蓮宗の安土総論で勝利をおさめた貞安上人のために織田信長から安土に一寺を与えられたのが寺の始まりである。
秀次の八幡城築城のとき安土から現地に移転した。秀次の祈願所となり、築地、土塀、堀など堅固に造営した。
徳川期も寺領は安堵され、朱印状も交付された。徳川家康は上洛の途次、当寺に上人を訪れた。
享保7年(1722)本堂・方丈など主要建物をことごとく焼失した。
現在みる堂宇はすべてそれ以降の再建になる。
本堂、鐘楼は高木一統の手によるもので見ごたえが十分にある。
宏壮な本堂の本尊は弥陀三尊で、厨子内には国重文の地蔵菩薩坐像を安置する。
庫裏・書院も広く、書院横には庭園がある。

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