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さよならコロンバス

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さよならコロンバス
Goodbye, Columbus
 US ワーナー WS1786 1969年

1969年アメリカ
監督ラリー・ピアース 音楽アソシエイション チャールズ・フォックス

テレビの洋画劇場で見たのはもう50年も前のことになるのかな。
図書館に勤める主人公と美術本を探しにやって来る少年のやりとりが可笑しく
クスクス笑いながら見た記憶があるのだけど
何十年も経ってから吹き替えなしのDVDで見たら・・・
なんだよ。全然おかしくもなんともないじゃないか。

少年とリチャード・ベンジャミンの吹き替えをした声優さんの
とぼけた話し方に拍手だな、こりゃ。

そんな印象から好きな映画の1本だったのだが、再見してみると
ひと夏の恋の終わり方にもなんだかなぁ・・・と感じてしまった。
こんな別れ方だったんだ・・・

フィリップ・ロスの原作は1959年に発表され高い評価を受けている。
裕福な家庭に育った女子大生と、彼女に一目ぼれしてしまった
図書館員の男性の出会いと別れ。
父親は娘が処女だと信じ、母親は娘の恋人が図書館員であることを
不満に思っている。

二人が別れる原因は夏が終わり大学に戻った娘の部屋から
親が避妊具を見つけてしまったことからのすれ違い。

60数年前には幅広い世代から支持を得たということなんだろう。


いろいろ思うことはあるがデビュー間もないアリ・マッグローと
アソシエイションによるテーマ曲は今でも実に魅力的。

https://www.youtube.com/watch?v=USyZ9D5_iL4

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