すがすがし初秋の陽光が白い街並みに反射して
ボトルを照らし出していた
店の奥で飲料とつまみ食いほど買い求め
店の前のこかげで腰を下ろしたのだが・・・
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村の中央部へ出ると細かい石畳みの小さな広場に沿った商店などが少しばかり縦横に

村へワインを買い出しに来る外来者が多いせいだろう

Wine Cellar の大看板を掲げていたが
見るからに雑貨屋
試飲もさせるというから奥のほう
多分地下に貯蔵室があるのだろう

その店で気になったのが素朴な手提げ

テーブルや椅子が適当に広がってる広い路地
ようやくそれらしき店があって
意匠を凝らしたボトルが並んでいた

細かい石を積み上げた建造物は
手間をいとわない工芸品であり
細い路地も威圧感から解放され
強い反射光を和らげもし

壁に貼り付けられた数々のプレートも
透明アクリル板が多用されて
石壁の美しさを取り込み

「塀」というものを見かけない町造りからは
修道院などへの出入りにも開放感をもたらしている

初秋の涼しげであたたかな陽光が照らし出す村のたたずまいは
足を止めさせ
まどろみを誘う

このおしゃれな路地に腰を下ろして喉を潤し
昼食を摂った記憶はあるのだが
相変わらず何を食したか・・・見当もつかない