北辺の鉄路を訪ねて #1

~花咲線 落石~

地の果て落石海岸を行く鉄路です。本当は夕陽とコラボさせて撮るのが醍醐味なのですが、日没時刻と列車ダイヤがうまく重なるのは冬場になります。ということで、今回は夕刻とは真逆の早朝の鉄道風景です。この地は濃霧に包まれることが多く、この列車が通過する30分ほど前までは視界が10mくらいでした。微かなけもの道を頼りに腰までの熊笹をかき分け、視界不良で何度も迷いながらようやくたどり着いたポイントです。この地はもう一つ、ヒグマの生息地が近く、JRの運転士が何度も目撃している地です。ですので、移動の間も列車待ちの間も持参した熊よけの鈴を鳴らしホイッスルを吹き続けていました。

コメント