トレドの小さな教会ですが、エル・グレコの最高傑作「オルガス伯爵の埋葬」が展示されている。

トレドやセビージャの大聖堂には、ゴヤ＆エル・グレコ＆ムリージョ＆スルバラン＆ティツィアーノ＆ヴァン・ダイクなどの宗教画がありますが
すべて撮影OK（フラッシュ禁止）

エル・グレコの最高傑作などは、教会内で写真が撮れるのに
プラド美術館のふつうのグレコは撮影できない。

以前はプラドも、欧米の多くの美術館と同じく写真撮影できました。

２００２年、前館長が全ての写真撮影を禁止
作品の保護ではなく、主な目的はより快適に鑑賞してもらうためだそうです。

プラド美術館長談
「写真を撮るのは、作品を写真に撮りたいわけではなく
写真を背にした自分を主役にし、そこに行ったということを示す写真が欲しいだけ。
作品の前で立ち止まり、写真撮影が終わるのを待たなければならないのは興醒めで、
しかも混雑や混乱の原因になる。特に有名な作品のある展示室ではそうなりがち。」

迷惑な人も多いので、それも一理ある気はしますが・・・
わたしは名画とのツーショットではなく、名画そのものの写真を
自分の目で見た証に撮りたい　残したい。