私的日本のロック名盤

ジョー山中/新しい世界へ

ジョー山中/新しい世界へ
 アトランティック K-10007 1977年

バッド・カンパニーのセカンド・アルバム『ストレート・シューター』(1975年)。
国内盤のライナーを内田裕也が書いているのだが(他に大貫憲章も)
これが当時構想を練っていた日本のバンドも海外のバンドも対等に競演する
ワールド・ロックン・ロール・フェスティヴァルのことを書いていて面白い。
郡山でのワン・ステップ・フェスティヴァル後に渡米し
フランク・ザッパ、ニューヨーク・ドールズとはほぼ話が決まり
その後ロンドンに飛びバッド・カンパニーと交渉、といったところで
ウド―が招聘することに決まった、と。

イベントは75年の夏にワールド・ロック・フェスティヴァル・イーストランドとして
開催が実現する。
発表されるとすぐにチケットを買い(当然今と違い現金書留で送金して
チケットを郵送してもらう)夏休みに後楽園球場で観た。
ザッパはスケジュールが合わず翌年2月になってしまったし
バドカンは来なかったけど From England でジェフ・ベックが来たから
おつりが来たってもんだ。

フェスのトリがジョー・ウィズ・フェリックス・パパラルディで
「ワールド・ロック・フェスティヴァル・バンド」という曲も
とても印象に残ったから(確か歌詞カードも配られた)
このLPもすぐに買った。
ジョーのソロやフラワー・トラヴェリン・バンドを聴いていつも感じることは
これほどのシンガーは他にいなかったなぁ、と。
魂で歌ってる。

https://www.youtube.com/watch?v=-lwwsd_XgXE

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