おぼろ夜の桜吹雪を知つてをり 角川春樹 夢殿 そこからは桜吹雪のくれないに 高澤晶子 みまかりて桜吹雪に加はるや 中尾寿美子 今頃は桜吹雪の夫の墓 飯島晴子(1921-2000) 以後の世もをかしき桜吹雪かな 攝津幸彦 入学の桜吹雪ぞ綺羅の中 冨田みのる 花吹雪セーラー服は中学生 アロマ 己が植ゑし桜吹雪の中を逝きぬ 猿橋統流子 廃校の母校の桜吹…
「アロマ」の句 春雨に鶯を聞く一日なり 春先に野道吾子と散歩する 花吹雪城下町の風趣かな 踊り場に連山眺め春霞 さかしまに花の蜜吸う目白かな 碧空に菜花の黄色冴え渡る 子供等は長閑畔行く昼下がり しなの線春めく浅間眺めつつ ホームに白いタンポポ黄タンポポ 境内の桜を撮りし花冷えに 染井吉野の大樹春爛漫 「星野立子」の句 黄…
≪夜食にお茶漬けを頂く 柴漬けを添え≫ Johann Sebastian Bach - Piano Partita No. 2 In C Minor-Ivan Bessonov [ YouTube ] ひさびさや母校のここの花吹雪 茂里正治 ひとときはわれも飛天や花吹雪 真木はるえ ひとひらのあと全山の花吹雪 野中亮介 今昔のいろ淡墨に花吹雪 伊藤敬子 花吹…
<お薦めの曲> YouTube 「 Bessonovy brothers 12.5.2018 」 きらめきて夜空に湧きし落花かな 藤松遊子 くちびるをかすめてゆきし落花かな 片山由美子 水精 以後 くろがねの朝礼台を落花馳せ 高澤良一 素抱 けふきりに垣をしまへば落花哉 佳則 けふ限に垣を仕まへば落花かな 大石 佳則 五車反古 この寺も落花を…
日盛を蕎麦屋暗きに入りにけり 野村喜舟 小石川 熱き皿配られ雪のレストラン 田川飛旅子 花文字 僧ひとり料亭に待つ湯びき鱧 岩下四十雀「長考」 松に菊蕎麦屋の庭の時雨かな 渡辺水巴 白日 新そばとなりし蕎麦屋も宿ほとり 皆吉爽雨 吹越の舞ひ来る昼のレストラン 満田玲子 大寒をかなしむ田舎料亭に 相馬遷子 雪嶺 卓上のエリカに憩ふレストラン 塙 きく …
弁当の絵のはまなすも花ざかり 後藤比奈夫 弁当の胡麻散る飯や春隣 小川軽舟 弁当の紙飛びたがる花すみれ 辻田克巳 弁当の二重めでたき花の雨 石川桂郎 四温 弁当の輪ゴムが飛びし春の芝 吉崎不二夫 弁当は海桐の花の岬にて 河合大拙 弁当を寄せて大工の焚火かな 矢本 明 寒の始発車日傭の弁当のぬくみに触れ 能村登四郎 弁当箱はダリアの赤い花 アロマ …