薄紅葉硝子戸越しにお茶啜る
段畑の真ん中乾く冬もみぢ 小澤克己 坂あれば駈けあがる癖冬もみぢ 本河康子 杉山に象嵌めける冬もみぢ 芝尚子 冬もみぢ虚実は風の渦の中 伊藤希眸 山の子に山羊はよき友冬もみぢ 西山美枝子 冬もみぢ艶やか寺領に燃え盛る アロマ 冬もみぢ晩年すでに始るか 安住敦 自転車で駆け抜けるとき薄紅葉 朝倉晴美 薄紅葉一…
段畑の真ん中乾く冬もみぢ 小澤克己 坂あれば駈けあがる癖冬もみぢ 本河康子 杉山に象嵌めける冬もみぢ 芝尚子 冬もみぢ虚実は風の渦の中 伊藤希眸 山の子に山羊はよき友冬もみぢ 西山美枝子 冬もみぢ艶やか寺領に燃え盛る アロマ 冬もみぢ晩年すでに始るか 安住敦 自転車で駆け抜けるとき薄紅葉 朝倉晴美 薄紅葉一…
奥能登や雲尻ひくく深田刈る 高井北杜 貝掘りの尻を数へん豊後灘 飴山 實 閑な市電尻ふり早春の運河沿いに 赤城さかえ 甲虫飛んで弱尻見せにけり 橋本多佳子 三田尻の塩を切りけり初鰊 豊水 尻切れトンボとなる調べかな アロマ 秋茄子の尻キチキチと塩の中 長谷川秋子 秋深きばつたの尻の茜かな 小杉余子 尻からげして葱ぬいて居る 尾崎放哉 須磨寺時代…
鮎釣やカヌーの早瀬遠からず 瀧 春一 卯の花の匂ふ多摩川カヌー来る 笠井順一 夏の川カヌーの五色揃ひけり 大谷ひろし(屋根) 薫風やカヌーたやすく向きを替へ 山本八重子 現れて漕ぎゆくカヌー月涼し 河合いづみ 紅梅や濡れたるカヌー横抱きに 岩淵喜代子 硝子の仲間 紅葉川聞けばカヌーで下るとよ 高澤良一 石鏡 初心者のカヌー教室紅葉晴れ 高澤良一 石鏡…