「昔ばなし」の日記一覧

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江梨の石灯籠

昨年の12月中旬に十数年ご無沙汰していた釣りを再び始めました。体調不良でとても釣りは無理な状態でしたから。 町営プールで運動を始めて、大分体調も良くなり、足元が平坦な港の突堤や岸壁での釣りなら何とか大丈夫になりました。 沼津辺りでは割と西風の影響を受けない波の静かな西浦地区の久料(くりょう)港へ行き、かご釣り(五目釣り)を始めたら、時々タカベが引っ掛かってきたので、次からは本格的にタカベ釣…

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意外に知らない昔ばなし

クローバのスマートスピーカーに昔ばなしを話してくれる機能がある。 例えば、金太郎。 マサカリをかついだ金太郎がクマと相撲をとって勝つほどのちから自慢だとは知っているが、歌の出だしの文句の内容ぐらいしか知らない。 「クローバ、金太郎の話を聞かせて」というと朗読してくれる。 ①金太郎は力が強くクマと相撲をして勝ち、クマと友達になった。 ➁ある日、橋がなくて川が渡れず困っている動物たちのために…

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「自転車」

60年くらい前、 昭和二十年代の後半だったように思う、 父と兄弟三人で、 サイクリングをしたことがある。 戦後のまだまだ貧しい時代で、 「サイクリング」などという言葉さえ、 一般的ではなかった。 とりわけ貧しかった我が家に、 自転車が三台も四台もあろうはずがない。 どこでどのように段取りをつけたのか、 父は前日、ボロ自転車を持ち帰った。 父が乗る自転車に、年少の弟を乗せ、 次男が一人でも…

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漢字昔ばなし 「時」の巻一

今日は、どういう風の吹きまわしでしょうか、 パソコンの整理整頓を思いつき、 やり始めるとすぐに、 ずいぶん以前に書いた 「漢字昔ばなし」の原稿が出てきました。 読み返しているうちに、 「うーん、なるほど、なるほど」 とひとり悦にいっています。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 漢字昔ばなし 「時」の巻一 むかしむかし、 阿波の国南端(南のはし)の浜辺に、 小さな村があり、そこにれいという十歳…

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漢字昔ばなし『念』の巻?

「亜衣さん、左の朝日岳をよく見てご覧、 ちょうど中腹あたりに、 ≪今≫という漢字に見える雪形があるだろう。 右の毛勝山には、 ≪心≫という雪形が。わかるかな」 「お爺ちゃん、わかるよ。 朝日岳の≪今≫も 毛勝山の≪心≫も、よくわかるよ」 「朝日岳の≪今≫の下に、 毛勝山の≪心≫を書くとどんな漢字になるかもわかるな」 「はい、≪念≫です」 「そうだよな、亜衣さん。 ≪念≫という漢字は…

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漢字昔ばなし『念』の巻?

「永くお世話になってしまったが、 わしは明朝、加賀の国へ向けて旅立つので、 皆さんからいただいた米と銀を受け取って欲しい」 と言うのです。 袖も亜衣も、 「そんなにたくさん、いただくわけにはいかない」 と断ったのですが、 老人が熱心に言ってくれるので、 お米と銀を半分だけいただくことにしました。 あくる日、老人は母犬と子犬一頭を連れて旅立って行きました。 最後の一頭は、≪念≫という名前を…

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漢字昔ばなし『念』の巻?

昨夜、早くから寝てしまったせいか、 今朝は、2時半に目が覚めてしまった。 せっかくの早起きだから、 パソコンに保存していた文書の整理を始めた。 出てくる出てくる。 すでに不要になった文書の数々が。 忘れていたが、 ずいぶん以前に書いたものも出てきた。 お手すきの時、 読んでみてくださいますか? 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 武蔵爺の「漢字昔ばなし」 『念』の巻  むかし、むか…