春月に淡く揺蕩う真綿雲
この時間冷え込む 指先に春月のせて銀座行く 市川英一 一湾の春月海をすみかとし 大島翠木 春月やオンザロックの崩るる音 森ふみ子 都心の高層春月更に離れ浮く 瀧春一 春月やカレーライスとナプキンと 竹内悦子 終バスか春月ついてゆきにけり 定梶じょう 寺屋根の反りに春月大きかり 本多正子 露天湯の淡き春月掬ひけり 岡野輝子 …
この時間冷え込む 指先に春月のせて銀座行く 市川英一 一湾の春月海をすみかとし 大島翠木 春月やオンザロックの崩るる音 森ふみ子 都心の高層春月更に離れ浮く 瀧春一 春月やカレーライスとナプキンと 竹内悦子 終バスか春月ついてゆきにけり 定梶じょう 寺屋根の反りに春月大きかり 本多正子 露天湯の淡き春月掬ひけり 岡野輝子 …
★あなたの忘れ物は何ですか? わすれ‐じお〔‐じほ〕【忘れ潮】 の解説 満潮時にたまった海水が、潮が引いてもそのまま残っているもの。 ★「合本 俳句歳時記 第4版」には掲載されていない。
日向水に玉蜀黍の映りゐる 滝井孝作 浮寝鳥 日向水ひろごる雲をうつしけり 久保田万太郎 草の丈 日向水ほどに温もる忘れ潮 山内遊糸(蘇鉄) 日向水二歳の弟子よあればあれ 加藤郁乎 江戸桜 日向水今在る今のなつかしく 小澤實 日向水使ひし後を打水に 野見山ひふみ 日向水凝然として黄熟す 相生垣瓜人「微茫集」 日向水時刻違はず海女戻る 森田峠(…