室町時代の名応２年(1493)坂本で徳政一揆が起こった時、その首謀者が西教寺の真盛上人と誤解した山門の僧兵が西教寺に攻め入った。しかし、境内には人影がなく、ただ鉦の音だけが本堂から聞こえてきた。それを聞いた僧兵が本堂に駆け込むと、 そこには一匹の手白猿が上人の身代わりとなって鉦を叩いていた。日吉山王の使者である猿までが上人の身代わりとなって鉦を叩いていた。日吉山王の死者である猿までが上人の不断念…

13日に明智光秀が築城した坂本城に行った。 光秀は、1571年（元亀2年）の信長の比叡山焼き討ち後に、湖畔に坂本城を築城し、初代城主となり以後約10年間焼き討ちした西教寺の檀徒となり、1582年の本能寺の変まで、その復興に大きな力を注いでいる。 なお、比叡山麓に位置し、世界文化遺産に登録された坂本は、比叡山延暦寺と歩みを共にした門前町である。現在でも坂本の町には長い歴史を物語る延暦寺、西教寺、…