「短歌」の日記一覧

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みそひともじ:みなさん、どうぞ審査してください!!

わたしが運営している「あなたの想いを短歌にしてみませんか」という短歌のコミュニティで、今月(三月)のお題として「恋」を取り上げ、これに関する短歌を募集したところ、以下の八作品が投稿されました。 (A)恋や乞いなすやなさぬや駆け引きを誘いかけましょ素知らぬふりで (B)社食にて愛妻弁当食(しょく)す君に「幸あれ」と祈る片恋の午後 (C)井戸端に恋のはじまり予感するこっそり大きな君の相槌 (…

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【アップロード告知】ちろるさんの歌三首(その一)

ちろるさんの歌三首をYouTubeの「みんなの短歌」サイトにアップロードいたしました。 ちろるさんの歌三首(その一) https://www.youtube.com/watch?v=yZWSS8Y5o4Q こうやってBGMを背景に読み上げて鑑賞すると、それはそれなりに響いて良い感じになりますね。文字を追っかけて鑑賞するのとはまるで異なる別世界に入ったようなそんな気持ちになりますね。 新しい…

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【告知】短歌のYouTubeチャンネルを立ち上げました!!

本日、以下のYouTubeチャネルを立ち上げました。 シュミート歌壇「みんなの短歌」 https://www.youtube.com/channel/UCWJ-bu5-huhd9V1quzaSqgg これは、わたしが運営している短歌コミュニティ「あなたの想いを短歌にしてみませんか」と連動するYouTubeチャンネルです。 とりあえず、試験的に先月に行った「連歌遊び」の結果を動画にしてアップ…

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みそひともじ:テーマ「あれ以来」

君は、いつ旅立ったんだっけねえ。もう忘れてしまったなあ。君のことも忘れられればいいのにねえ・・・ あれ以来 天気予報も 気にならぬ 君なき街に 出ることなければ 君の部屋の 光景がいまも 蘇(よみがえ)る いまは主(あるじ)なき その光景が ツーショット せがまれるたびに 首を振る 悲し気な表情 ワンショットの君

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みそひともじ:テーマ「死の瞬間は苦しいのか?」

「死ぬときって苦しいのかなあ?」と心配しているひとがおりましたので、調べてみました。ま、短歌としての出来は、いかがなものかと思いますが、情報提供を目的としたものとしてご容赦くださいませ。では、いざいざ・・・ 実はね しんどい人生 だったのよ 楽に死なせて 最後くらいは 大丈夫 人生締めの 下顎(かがく)呼吸 酸素低下で 麻薬がどばどば 麻薬とは 脳内麻薬 エンドルフィン 多幸感のなか 「行…

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みそひともじ:テーマ「恋に浮かれて」

いくつになっても、恋は、こころ楽しいものですよね。まずは、すっかり浮かれてしまうもののようで・・・ 君が問う 「いつもハナから ディープキス?」 「ほかの男は 違うのか?」と訊く 「あなたはオシャレね」と 褒められて 己(おのれ)の身なり 気になり始める 不意に見せる 一瞬の君の ためらいに 老いたこころが ぐらりと揺れた

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みそひともじ:テーマ「いまでは遺書となって」

いまも教えを守って料理をしておりますよ。わたしにとっては、君の残してくれた遺書のようなものですよね。 味噌汁は にえばなに味噌 溶き入れよ 「いまよ!」とう君の 声が聴こえた じゃがいもは 潰(つぶ)し過ぎずに ゴロゴロ感 残すべし、とう 君のポテサラ たっぷりの 湯で茹でるべし ほうれん草 しゃっきり歯応え 君の性格

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みそひともじ:テーマ「潮時がくれば」

潮時とは、「あることをするための、ちょうどいい時期」を表す言葉のようですね。たしかに、なにごとにも、潮時がありそうですね。 そろそろか? 別れの潮時 感じつつ 手を振る君の 電車見送る 別れたい? いやだよそんなの 別れない 「決めるのわたし」と 言ったはずでしょ 「別れない」 決めたあの日を 思い出す けっきょくあの日に 別れた二人

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みそひともじ:テーマ「植田さん、できますか?」

長いながい金融緩和の期間に「ゾンビ企業」と呼ばれる企業群が生まれ、これからの日本の経済成長の足を引っ張ることになると言われておりますね。その退治を、さて、植田さん、そろそろやりますか? 金融の 異次元緩和で 出現す 六社に一社が ゾンビ企業 死ぬはずの ゾンビ企業も 延命す 公金チューチュー コロナ給付金 ついについに 異次元緩和 終了か? 引導渡すか 植田総裁

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みそひともじ:テーマ「残火を生きる」

「本格的な燃焼のあとになお残っている火」を残火(ざんか)と呼ぶようですね。我々も、例外なく最終的には残火を生きることになりますね。 乳母車(うばぐるま) 覗き込みつつ 笑(え)み掛ける なにを思うや 歯のない老爺 ヘルパーに 手を引かれつつ ひとつふたつ おぼつかぬ歩み 特養の老爺 「落ち着いてね、 大丈夫だから 落ち着いて」 介助の声にも 老婆の奇声

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みそひともじ:テーマ「パンデミックのシニアの恋」

パンデミックの始まりと共に、zoomの本格的な利用が始まりました。そして、それは、高齢者も例外ではありませんでした。高齢者用のSNSでも、zoomを利用した高齢者同士の交流が盛んに行なわれるようになっていたのですね。 出会いの場も 告白したのも 画面越し すべてはZoom コロナ禍の恋 逢いたくて 触れたくて君に 両の手で 電車乗り継ぐ マスク姿で パンデミック 明けて戻った かつての日々…

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みそひともじ:テーマ「駆け落ち」

「駆け落ち」って言葉、最近、耳にすることがなくなりましたね。つまりは、駆け落ちするカップルがいなくなったってこと? わたしが若い頃には、まだまだ、そこここでやってたもんですけどねえ。 改札口 君に手引かれて 足早に まばらな人影 夜行のホーム 乗車口 「ホントにいいのか?」と 肩口に よくはあるまい よくはあるまい なさぬ仲 なさぬ仲ゆえに なおさらに 転げ落ちたる 恋の陥穽(かんせい)

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みそひともじ:テーマ「過ぎたるは及ばざるがごとし」

自己肯定感が低いことが若者世代において指摘されておりますが、どうして、そうなのかな? ちょっとわからないなあ・・・ こんなにも 大好きな人は おりません それほど好きです 自分のことが 自己愛に 溢れた男が 言うセリフ 吾(あ)の口癖と 寸分たがわず 自己愛と 自己肯定感の 塊です 今日も実践 「オレサマファースト」

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みそひともじ:テーマ「決別の春」

卒業のシーズンですね。すでにそこここでお別れと旅立ちが進行しているのでしょうね。ついては、半世紀の歳月を遡り、JKとなって、この季節の恋を詠ってみました。 報(むく)われぬ 吾(あ)の恋を知り 憐れみて 涙し友よ 決別の春 伝えたき 想いを胸に 抱(いだ)きつつ 三度目の春 めぐりて終わりぬ 口づけを 別れの春に 成就する 型式(かたしき)旧(ふる)き 吾(あ)の恋作法(こいさほう)かな

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みそひともじ:テーマ「愛してやまない祖国について」

どうも日本人は自国を卑下する傾向が強過ぎるように思います。わたしは、職業柄、多数の国々を見てきました。そして、いま思います、「日本は、世界中に二百近くも存在する国々のなかで、最も上等なものの1つである」と。 公平公正な選挙が実施されている。自由と民主主義が過不足なく実現されている。治安がすばらしく安定している、などなど、その長所を挙げれば、キリがありません。みなさん、こういう祖国を誇りに思って…

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雨に曝され

2024-021:腰 チューリップ雄蕊雌蕊が腰を振る 風吹く中を蝶と蜂たち 2024-022:シェア いつのまにシェア広げたチューリップ 花壇の隅に たんぽぽひとり 2024-023:曳 こぼれ咲く小さな花はタグボート 満艦飾の花壇曳きつれ 2024-024:裏側 桜咲く大和の国の裏側は 大西洋の青と鯨と 2024-025:散 枯れてなお桜みたくは散れぬまま ネオンの風と雨に曝され

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みそひともじ:テーマ「シニアあるある」

高齢者に共通する傾向がいくつかあるように思いますので・・・ 月曜日は 身の振り方に 困ります 近くの図書館 お休みですから 「ご長老、 さあさあ上座(かみざ)へ、 奥の方へ」 ちぇっ、トイレが近い ほうがいいのに どこにある? おしゃれなシニアが 集う場所 老人会には 入りたくない

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みそひともじ:テーマ「大人の知恵でしょうか」

生きていて、「ああぁ、知らなきゃよかった。聴かなきゃよかった」ということがときたまありますよね。こういうことについて、みなさんは、どうしているのかなあ? 知らないで いるほうがいい こともある 正直者が 家庭を壊す 「これ以上 踏み込むな」という 神の声 訊かずにおいた 一歩手前で 説明は してもらわなくても いいのよね 「でも終わってね」 と釘を刺されて

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みそひともじ:テーマ「人生、これしかなかったよ」

一回こっきりの人生、これをどう生きるべきか、67年前に生まれて以来、さまざまに悩んできましたが、けっきょくのところ・・・ どう生きる? 多感なころに 夢見たが 生きてみて思う 「これしかなかった」 向かい風を 歩むが如く 肩怒らせ 生きてはみたが 「それもまたよし」 我が人生 どう生きたとて ここに至る すべての道は ローマに通ず

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みそひともじ:テーマ「老いの正体を明かします」

年寄りって、一体全体、どういうように見えてるんでしょうか? 実はね、年寄りだって、若い人たちとちっとも変わらない同じ人間なんですけどねえ・・・ 見てくれが 邪魔してるから あれですけれど 中身はいまも 少年なんです なんであれ、 さもわかってるように 言いますが 「知らないんです」と 言えない辛さよ 七十(しちじゅう)でも 八十(はちじゅう)になっても 九十(くじゅう)でも お初の人生、 …