冬菜とる天地のぬくみ一身に 大中誉子 己が身に少し利き過ぎ唐辛子 猿渡啓子 真清水呑み若き己れに逢ふごとし 塘柊風 秋涼のしみじみ己が蕎麦枕 つじ加代子 水仙のしづけさをいまおのれとす 森澄雄 茶の花におのれ生れし日なりけり 久保田万太郎 流寓抄 いち抜けて長女が嫁ぐ春家族 鈴木鷹夫 春の門 ゆふべ鰯かこめば古代家族めき 楠本憲吉 バスタオル…
魚跳ねしところに枝垂桜かな 卓田謙一 低気圧近づいて来るさくらかな 西村しげ子 朝ざくら潮目潮目に渦生まれ 朝倉和江 雲流れ大山桜傾けり 山村修 桜咲き夢の如くに霞引く アロマ 朝桜さざなみこそは水の花 香西照雄 素心 朝桜天にまつたき藍満ちぬ 仙田洋子 雲は王冠 朝桜窓を全開して掃除 高橋笛美 朝桜桂郎しやべり出すラヂオ 石塚友二…
湿度が高く暑い 最高気温33度 夕食はハムエッグ インスタント蕎麦 レタスと漬物 朝食のようなメニューになってしまった 案外美味しく食べられた