「曽野綾子」の日記一覧

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死という最後の未来~~石原慎太郎・曽野綾子

ついこの間89歳で他界した石原慎太郎氏とそれより1歳年上でいまだに矍鑠とペンをふるっておられる曽野綾子氏が「死」を主なテーマとして対談したのをまとめた本があります。 対談したのは2年ほど前のことらしいですが、彼等より少しだけ若い私にはいろいろ示唆に富んだ話が聴けるだろうと思って幻冬舎文庫の本を購入して読んでみました。 死についての考え方には宗教が大いに関係してくると思うのですが、石原氏は仏教…

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変わった見方だが、まったく同感 (自分のためのメモ)

このところ曽野綾子さんの本を読んでいる。おもに彼女の言葉の断片を集めたようなものが多かった。そのなかで、もうちょっと長く読んでみたいなと思う書に『私の中の聖書』があった。 Amazonで調べてみると、新本は3,600円ほど、中古本は1円からあった。2007年初版となっている。これほど価格に開きがあるのも珍しいなと思いつつ、そのままになっていた。 昔から曽野さんの本は買って書棚に突っ込んであるな…

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「無知な自分の存在は・・・」 (自分向けのメモ)

曽野綾子さんが著された本に、 「無知な自分の存在は、ささやかな幸福の種を蒔いている」というエッセイが掲載されています。 曽野さんが若い頃に、何かトンマな質問をすると、同級生からそんなことも知らないのかという感じで、うっすらと笑われて、そんなことに曽野さんは傷ついたというのです。 ところが40代を過ぎてからそういうことが、まったく気にならないなったと記されています。 その理由の一つは、そこにい…

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気を引き締める

ある女性作家の書いた新書が書店に並んでいる。 「続・夫の後始末」 「新しい生活」 そのよこに別の男性作家の 「死の教科書」 手に取って見てもいないが、男として気を引き締める。 男が死んでから新しい生活かよ 死に教科書なんているの なんて読まずに勝手に思い、解釈をしながら。

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曽野綾子教室 第二話【害毒とも共存する人間】

7/26 産経新聞  曽野綾子さんが、産経新聞に毎月下旬に【小さな親切大きなお世話】の主タイトルで寄稿しています。  今日のそれは「害毒とも共存する人間」です。私たちの日々生活で一助になれば幸いです。 【現世の「事情」は必ず善悪混合で、「嘘つき」も困るが「嘘をつけない人」も始末に悪い。  罪といってもいろいろある。殺人、放火、窃盗などの明快な罪は、今までのところ私も犯したことはない。しかしサボ…

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死という最後の未来~~慎太郎・綾子

わたくし、ただいま80歳。3ケ月後81歳になる。 自分が死ぬとき、最期の日ははるかな遠景だったのに最近急速に近景にのし上がってきた。 男性の平均寿命が81歳というから同年代の男が次々と旅立つのもムベなるかな、としみじみ感じ入っております。 そういう時に石原慎太郎氏88歳と曽野綾子氏89歳とが対談形式で死について語り合った本が出たというので取るものもとりあえず購読しました。 両氏とも相当の…

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曽野綾子教室 第一話【「悪」に触れるのも教育】

 作家の曽野綾子さんが産経新聞に「小さな親切、大きなお世話」のタイトルで毎月一回寄稿しています。 今日のそれは【「悪」に触れるのも教育】です。  その一部を抜粋します。 ▼親に隠して読んだような本も有効だった。子供の私に、わざわざ大人だけが知っていればいい話をしてくれる大人もいた。そのおかげで、私は、「知るべきことをある程度知った」大人になれた。  子供の時には、確かに、「知らなくてもいい悪…

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堂々と忘れ堂々と不自由にふるまえばいい

寒い日が続いていますが蝋梅は見ごろを迎え、紅梅や白梅も咲きだして春はすぐそこまで来ているようです。 最近よくもの忘れをするので思いついたときに直ぐに実行するように心がけています。 それでもよくもの忘れをします。 冷蔵庫を開けて何を取り出すつもりだったのか、2階に上がって来て何を取りに来たのか、買い物に来て肝心の物を買い忘れたり数え切れない程あります。 でもしばらくしてから思い出し苦笑してしま…

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曽野綾子「死の準備教育」を読んでみれば

曽野綾子さんという作家はもちろん有名な人なのだが、 1931年生まれというからかれこれ85歳といういい年の女性である。 夫君の三浦朱門氏を今年の初めに見送っている。 かねてより曽野さんの随筆やら雑誌・新聞のコラム記事やらを読んでなんとなく腑に落ちるところが多くて感心していた。 その曽野さんがこんど「死の準備教育」という本を著してよく売れているという話をきいて早速アマゾンで取り寄せて読んだことで…