このところ曽野綾子さんの本を読んでいる。おもに彼女の言葉の断片を集めたようなものが多かった。そのなかで、もうちょっと長く読んでみたいなと思う書に『私の中の聖書』があった。 Amazonで調べてみると、新本は3,600円ほど、中古本は1円からあった。2007年初版となっている。これほど価格に開きがあるのも珍しいなと思いつつ、そのままになっていた。 昔から曽野さんの本は買って書棚に突っ込んであるな…
曽野綾子さんが著された本に、 「無知な自分の存在は、ささやかな幸福の種を蒔いている」というエッセイが掲載されています。 曽野さんが若い頃に、何かトンマな質問をすると、同級生からそんなことも知らないのかという感じで、うっすらと笑われて、そんなことに曽野さんは傷ついたというのです。 ところが40代を過ぎてからそういうことが、まったく気にならないなったと記されています。 その理由の一つは、そこにい…
ある女性作家の書いた新書が書店に並んでいる。 「続・夫の後始末」 「新しい生活」 そのよこに別の男性作家の 「死の教科書」 手に取って見てもいないが、男として気を引き締める。 男が死んでから新しい生活かよ 死に教科書なんているの なんて読まずに勝手に思い、解釈をしながら。