龍の玉ラピスラズリの色なして
緋寒桜世界遺産の磴続く 小笠原妙子 塀越しの緋寒桜や寺の町 長濱順子 沖縄に見る緋寒桜や冬の旅 アロマ 大室山緋寒桜の灯を点す 吉永すみれ ルノアール好みの女冬至の湯 三橋早苗 朝風呂に入り冬至の日と気付く 後藤立夫 じんわりとこれもしあはせ冬至風呂 杉本綾 平成の四半世紀や冬至風呂 荒木甫 香りごと太き湯気立つ冬…
緋寒桜世界遺産の磴続く 小笠原妙子 塀越しの緋寒桜や寺の町 長濱順子 沖縄に見る緋寒桜や冬の旅 アロマ 大室山緋寒桜の灯を点す 吉永すみれ ルノアール好みの女冬至の湯 三橋早苗 朝風呂に入り冬至の日と気付く 後藤立夫 じんわりとこれもしあはせ冬至風呂 杉本綾 平成の四半世紀や冬至風呂 荒木甫 香りごと太き湯気立つ冬…
2月23日(火)薩摩よみうり文芸 俳句 淵脇 護 選 大寒を座り直して迎へけり 霧島 水町志津子 (評)「大寒」が季語で冬。今年は1月290日。この日から立春の2月3日までは、最も寒い時期。作者は高経年者だが、「座り直す」ことでこの極寒を迎え撃つ覚悟のよう。 毅然とした姿態で、大人の風格をたたえた句。 口寄せて唄ふ少女の桜貝 霧島 秋野 三歩 木の芽立つ一…
春の雪たわわに妻の誕生日 日野草城 春蘭の花をコップに誕生日 細見綾子 新涼の燭ゆれあうて誕生日 飯田蛇笏 春蘭 蝉しぐれ子の誕生日なりしかな 安住敦 誕生日桜湯すこし濃ゆけれど 後藤比奈夫 誕生日冷やした西瓜をたっぷりと アロマ 誕生日眠れぬ貝が音を立つ 西東三鬼 誕生日木犀の香をもたらせり 細見綾子 誕生日赤い財布を吾子にやる アロマ 冬…