霧降るか冬夜密なる刻流れ 岡本眸 冬霧の風にかしぎしひとところ 荒井和昭 冬霧の濃淡かそか水墨画 アロマ ぼんやりと朝日膨らむ冬の霧 犬塚芳子 冬霧に八頭身のシルエット 伊藤稔代 冬霧に山なみ動くごとくなり 近藤きくえ 一日のはじめ冬霧濃く重く 中島知恵子 門口に冬霧白く流れ来て アロマ 機関車の蒸気紛れる冬の霧 竹内悦子 …
ゆうさんの紹介です。 水墨画に関わる話です。 題材が題材なので初め何となく室町時代の雰囲気が有りました。 大学の広い会場で70~80歳位の小柄な雰囲気の男性がいきなり「こんにちは」と挨拶してくれた。 水墨画が掛けられていた、よくある構図ではなくみずみずしい花が有り、見慣れた動物たちがいてとにかく清々しかった。 墨なのに「赤」を感じ凄く純粋な感じがします、本当に薔薇らしいとは思います近寄りがたい…
茶畑をかこむ茶垣も摘み頃に 大久保白村 摘まるべき茶畑天に至りけり 森田峠 碧なしてこんもり茶畑佐賀の道 アロマ 茶畑の風に押されて春の人 大峯あきら 茶畑の畝間豆植う奥大井 三宅武子 茶畑の畝千条の春かすみ 長谷川喜是 茶畑の青の畝々逆落し 山口誓子 茶畑の青浮き立たす薄暮かな 松崎鉄之介 春光やさゞなみのごと茶畑あり 森田峠 茶畑に…