「ドヴォルザーク」の日記一覧

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クレンペラーの指揮で聴くドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」

2020年11月以来の鑑賞。 第1楽章は例によって遅めのテンポだが、聴いていて停滞感はない。スケールの大きな演奏を展開するクレンペラーの特徴がここでも聴くことができる。そして、ほかの指揮者の演奏では、聞こえてこない楽器の音、特に木管楽器が鮮明に聞こえてくるのもクレンペラーの特徴の一つだ。それにしても甘さのかけらもない厳しい演奏だ。 第2楽章は有名なラルゴ。クレンペラーの演奏は妙な甘さ、まとわりつ…

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ドヴォルザークの 交響曲第9番「新世界より」他をフリッチャイの指揮で聴く

2022年7月以来の鑑賞。 ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界より」。 比較的ゆったりとしたテンポだが、演奏には妥協を許さない厳しさがにじみ出る。美しい旋律でも甘さなどはない。おそらくは、フリッチャイの極めて高い集中力のもとでの演奏だったのだろう。そして、軽さなどは微塵もなく、喩えるなら、削り出された金属のブロックを手にした時の質感と、独特の重みのようなものがある。密度の濃い第1楽章だ。 …

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中欧国民楽派の神髄・・・スメタナとドヴォルザークを聴く(みなとみらいホール)

 ビロード革命の後のビロード離婚によってチェコ(メタナとドヴォルザークはチェコ人)とは別の国になったが、同じスラブ系のスロバキアフィルにとっては年間数十回は演奏して居るであろう、「モルダウ」と「ドヴォコン(チェロ協奏曲)」「新世界より」である。  1曲目はスメタナの「モルダウ」・・・2019年冬、プラハに行ったときカレル橋から見たヴルタヴァ川は悠々と流れ、思わずこの曲が頭に浮かんだ。ボヘミ…

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家  路

ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界」より家路を贈ります。 動画の最初に見事な「桜」が出てきますが、今年は暖かい事もあり、桜の開花が例年より早いようですね。NHKで天気予報のおねーさんが話してました。 冬の寒さもようやく終わりを告げようとしています。 春は「いいですね」何よりも「花々」があちらこちらで開花して、我々の心に「うるおい」を与えてくれます。 さ~曲にしましょう。…