今年も私の誕生日8月10日はあっという間に過ぎて行った。独りでも一人ではないと思うのは、毎年東京の人から心の籠った贈りものが届くから。今年は阪神タイガースのロゴの入ったガラスの器だった。桐の箱に入っていたその器は赤い色で、私の名前がローマ字で刻まれていた。 いやあ東京の人に阪神タイガースの物頂くなんてと私は思わずにんまりとする。 死んだ息子も阪神タイガースが大好きだったからと一緒に送られ…

朝から珍しいご近所さんが窓を叩くので何事かと出て見た。 　「お宅今年の賀寿の会に参加する？」 　「お祝い貰えるし豪華弁当なので行くよ？」 　「うう～ん？じゃ俺も行くとするかなあ～。」 同級の人にいろいろ尋ねるとあまり評判は良く無いらしい。 それはそうだろう、古希や喜寿にもなればクセも出る。 １時間半の昼食時間ではとても足りないほど喋りたくなる。 毎回１４～５人が参加するので一人２分でも長い。 …