誕生日前後の事

今年も私の誕生日8月10日はあっという間に過ぎて行った。独りでも一人ではないと思うのは、毎年東京の人から心の籠った贈りものが届くから。今年は阪神タイガースのロゴの入ったガラスの器だった。桐の箱に入っていたその器は赤い色で、私の名前がローマ字で刻まれていた。

いやあ東京の人に阪神タイガースの物頂くなんてと私は思わずにんまりとする。
死んだ息子も阪神タイガースが大好きだったからと一緒に送られた手紙に書いてあった。

そうなのだ、その人は死んだ息子に繋がる大切な人である。それは肉親でも義理でもない、もっと深い所で繋がっているかけがえのない人である。