「颱 風」の日記一覧

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台風もうすぐ到来雨戸閉て

 千代田区の上を颱風15号  星野麥丘人 2001年  颱風14号 が右往左往 アロマ 2021年  なまはげの里に台風余波の雨  松崎鉄之介  すでに夜がはびこる林檎樹台風くる  寺田京子 日の鷹  ひたすらに赤し颱風前の薔薇  桂信子 黄 炎  バス動いてゐる颱風が迫るといふ  原田種茅 径  台風の報聞く帰国のエアポート  八巻絹子  台風に運転中止の新幹線 アロマ  …

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水澄みて厨で楽しく洗い物

 歩くには長すぎる橋鯊日和  山田三江子  草伏してつもるが如し虫の声  星夜    台風圏電子レンジに廻る酒  千田百里  台風の目の中にゐて豆を煮る  和田幸江    台風や磯の香強き交差点  田邊豊子  颱風が過ぎれば茹だる都心かな  稲畑廣太郎  代田水澄みパラグライダー日和  布川直幸  むさし野のふるき用水澄みにけり  瀧春一  水澄むや都会の川に鯉の群…

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夕闇の秋の舗道に枯葉舞い

 屋根よりも高き雪道節季市  滝沢鶯衣  雪道となりて半年バス行かず  山口誓子  新雪のふわふわ道を嬉々として  アロマ  禅苑の雪道一人通れるだけ  津田清子  金星に照らされながら雪道を  京極杞陽  とぼとぼと歩き力の要る雪道  五十嵐研三  根雪道小走りみたらし売る灯まで  大野林火    朝顔の鉢を舗道に錦糸町  轡田 進  玻璃よりも青き舗道や桜餅  宮坂静生…

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暁の大き三日月ふと消えて

 くりかへす花火あかりや屋根は江戸  敏雄  甍の波に花火煌めく夜半  アロマ  河川敷花火を見に出かけた宵 アロマ  おもふさましだれしだれて大花火  木内怜子  ひらきたる花火に開きゆく花火  岩垣子鹿  ものみなのなきが如くに今日の月  山口青邨  十五夜の電柱ほそく田の中に  大野林火  妻が観てつぶさに告ぐる今日の月  日野草城  きつしりと空にはまりぬ今日の月 …

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向日葵のブローチ流行りし夏思う

  朝はパスタジェノベーゼ  味噌汁 (和布と白菜)   鮭の切り身塩焼き    ふる里や花火のあとの草匂ふ  山田弘子 懐  ぬかるみに花火の映るたんぼ道  寺田寅彦  はらわたに花火の音のなつかしき  京極杞陽  バンクーバーの夏の終幕 大花火  伊丹公子 アーギライト  一輪の花となりたる揚花火  山口誓子(1901-94)  地を洗ふごとくしたたる花火かな  加藤三七子 …

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ワンピースひまわり柄のリップル地

 ひまはりに触れて力をもらひけり  岡島伴郎  ひまはりのたかだか咲ける憎さかな  久保田万太郎 流寓抄  ひまはりの一つ傾ぐはユダならむ  高橋悦男  ひまはりの上から枯れてゆく途中  正木ゆう子  ひまはりの影にふれゐる如雨露かな  中田剛 珠樹  ひまはりの愕然として一揺れす  菅裸馬  ひまはりの昏れて玩具の駅がある  鷹女  ひまはりの暮れゆく渦や太秦に  大屋達治 絵…

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居酒屋に氷見鰤の葱まぶれ美味  

  [ お薦めの曲  YouTube「水鏡」 鈴木一平  ]  居酒屋に聖夜子連れの杣もゐて  三浦妃代 『花野に佇つ』  居酒屋に席空くを待つ西鶴忌  岸川素粒子  居酒屋に日雇ら足る年忘れ  岩田昌寿 地の塩  居酒屋に馬繋ぎけり春の月  春の月 正岡子規  居酒屋に靄たちこむる葱鮪かな  井上唖々  居酒屋のあかりは暗く遠花火  富田巨鹿  居酒屋のいつもの席の凝鮒  沖…

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定期買う駅に近きバス停前

 駅前の筍飯も旅の味  高橋悦男  駅前の木のそこかしこ聖樹の灯 高澤良一 燕音    歓送や颱風に明くる駅の前  瀧春一 菜園  万歳や伊賀の上野の駅の前  西山泊雲 泊雲句集  牡丹鍋あり駅前の旅館にも  右城暮石  定期買う駅に近きバス停前  アロマ  高校は駅より歩いて十五分  アロマ