耳鳴りはあの八月の蝉しぐれ 　中田みなみ 　安曇野は女松が多く蝉時雨　 鈴木多枝子 　蝉時雨さわさわ優しく響く頃　　アロマ 　蝉時雨夕日大きく屋敷林 　須賀敏子 　蝉時雨ふと止む刻を松の風　 大橋伊佐子 　蝉時雨煩きまでに降り注ぐ　　アロマ 　団子食む峠の茶屋や蝉しぐれ 　今野明子 　叡山の揺らぐばかりの蝉時雨 　大橋弘子 　遠山のみどりいく色蝉しぐれ 　高瀬史…

　指先に春月のせて銀座行く 　市川英一 　春月や百歩の距離に子等の家 　菅谷たけし 　春月や長閑な想い抱え来て　　アロマ 　春月へ無人の馬車の発ちゆけり　 小山徳夫 　春月やオンザロックの崩るる音　 森ふみ子 　春月やカクテルふふむに何杯目　　アロマ 　上弦の春月の浮く露天の湯 　北村香朗 　瑕瑾なき春月に明日信じけり　 椋本一子 　春月とパスタを銀の匙の上　 栗…

昨夜(7/31)は、市内に住む息子が来て、久方ぶりに酒を酌み交わした。コロナの自粛で、しばらく来なかった。 酒にうるさい息子が「これ、ロックが良いヨー」と市販のロックアイスと共に持ち込んだのが、薩摩の本格芋焼酎。 あまり聞かない銘柄だが、入手が難しいらしい。 何とも爽やかな香りと味で、確かにロックが美味い。 息子に言わせると、家庭の冷蔵庫の氷より良いという。 1.8ℓで3000円弱とか。 …

　遠来の友にワインと冷奴 　中村恵美子「未来図合同句集」 　音に抜く涼しさ宵の洋酒瓶　 河野南畦 『風の岬』 　夏めくや葡萄酒の白冷しをり 　角川春樹 　夏至の夜やジンとバッハとあと余白 　藤田弥生 　夏痩詩人ワインの栓も抜き兼ねし　 安住敦 　河童忌の洋酒に氷落しけり　 秋光泉児 　火にジンをすこし零すや野火の原　 豊口陽子 　火のやうなウオツカを飲みて猟に出る　 阪上史琅 　…

コインロッカーはコインを入れて鍵をかける戸棚でLOCKERですがスキーの板に言うロッカーとはROCKERで音楽のロックと同じようです。 rockとは岩石のことですが、オンザロックは氷にウイスキー等を注いだものですね。 音楽のロックはギターとペースとドラムとによりボーカルをいれるもの、もともとはロックンロールから来ているようで、Rock　and　Rollは黒人の隠語で性行為を意味するようです。 …