「石田屋旅館主石田實」の日記一覧

会員以外にも公開

幻の詩人・村次郎「風の歌』1の世界

幻の詩人・村次郎詩集『風の歌』より 序章 風よ おまへは 確に人間だけを吹いてゐる時がある 1 待ってゐた 禪古花(かっこばな)だった 待っていた 閑古鳥だった 西日に顔を赫らめた風(おまへ)だった 2 願ってゐた 移動を 測ってゐた 距離を 装ふた落着が 僕が 夏夜のやうに 草露のやうに ああ それらの間を 二つの隙を 不意によぎるもの 觸れ さだかならぬもの おまへ …

会員以外にも公開

幻の詩人・村次郎『風の歌』の世界2(完)

三田文学(2012年秋季号、111号) 「村次郎全詩集」発行される。 http://www.plib.pref.aomori.lg.jp/top/museum/murajirou.html 幻の詩人村次郎、その詩と人生(中村真一郎手帖(8)(9) 八戸種差海岸 https://www.youtube.com/watch?v=KsFDGRaWE40 ♪♪ 幻の詩人村次郎の代表作『風の歌』…

会員以外にも公開

幻の詩人・村次郎「風の歌』1の世界

幻の詩人・村次郎詩集『風の歌』より 序章 風よ おまへは 確に人間だけを吹いてゐる時がある 1 待ってゐた 禪古花(かっこばな)だった 待っていた 閑古鳥だった 西日に顔を赫らめた風(おまへ)だった 2 願ってゐた 移動を 測ってゐた 距離を 装ふた落着が 僕が 夏夜のやうに 草露のやうに ああ それらの間を 二つの隙を 不意によぎるもの 觸れ さだかならぬもの おまへ …

会員以外にも公開

幻の詩人『風の歌』の世界2(完)

文学 三田文学(2012年秋季号、111号) 「村次郎全詩集」発行される。 http://www.plib.pref.aomori.lg.jp/top/museum/murajirou.html 幻の詩人村次郎、その詩と人生(中村真一郎手帖(8)(9) 八戸種差海岸 https://www.youtube.com/watch?v=KsFDGRaWE40 ♪♪ 幻の詩人村次郎の代表作『風…

会員以外にも公開

幻の詩人・村次郎「風の歌』1の世界

幻の詩人・村次郎詩集『風の歌』より 序章 風よ おまへは 確に人間だけを吹いてゐる時がある 1 待ってゐた 禪古花(かっこばな)だった 待っていた 閑古鳥だった 西日に顔を赫らめた風(おまへ)だった 2 願ってゐた 移動を 測ってゐた 距離を 装ふた落着が 僕が 夏夜のやうに 草露のやうに ああ それらの間を 二つの隙を 不意によぎるもの 觸れ さだかならぬもの おまへ …

会員以外にも公開

幻の詩人・村次郎『風の歌』の世界2(完)

三田文学(2012年秋季号、111号) 「村次郎全詩集」発行される。 http://www.plib.pref.aomori.lg.jp/top/museum/murajirou.html 幻の詩人村次郎、その詩と人生(中村真一郎手帖(8)(9) 八戸種差海岸 https://www.youtube.com/watch?v=KsFDGRaWE40 ♪♪ 幻の詩人村次郎の代表作『風の歌』…

会員以外にも公開

幻の詩人・村次郎「風の歌』1の世界

幻の詩人・村次郎詩集『風の歌』より 序章 風よ おまへは 確に人間だけを吹いてゐる時がある 1 待ってゐた 禪古花(かっこばな)だった 待っていた 閑古鳥だった 西日に顔を赫らめた風(おまへ)だった 2 願ってゐた 移動を 測ってゐた 距離を 装ふた落着が 僕が 夏夜のやうに 草露のやうに ああ それらの間を 二つの隙を 不意によぎるもの 觸れ さだかならぬもの おまへ …

会員以外にも公開

幻の詩人・村次郎『風の歌』の世界2(完)

三田文学(2012年秋季号、111号) 「村次郎全詩集」発行される。 http://www.plib.pref.aomori.lg.jp/top/museum/murajirou.html 幻の詩人村次郎、その詩と人生(中村真一郎手帖(8)(9) 八戸種差海岸 https://www.youtube.com/watch?v=KsFDGRaWE40 ♪♪ 幻の詩人村次郎の代表作『風の歌』…

会員以外にも公開

幻の詩人・村次郎「風の歌』1の世界

幻の詩人・村次郎詩集『風の歌』より 序章 風よ おまへは 確に人間だけを吹いてゐる時がある 1 待ってゐた 禪古花(かっこばな)だった 待っていた 閑古鳥だった 西日に顔を赫らめた風(おまへ)だった 2 願ってゐた 移動を 測ってゐた 距離を 装ふた落着が 僕が 夏夜のやうに 草露のやうに ああ それらの間を 二つの隙を 不意によぎるもの 觸れ さだかならぬもの おまへ …

会員以外にも公開

幻の詩人『風の歌』の世界2(完)

三田文学(2012年秋季号、111号) 「村次郎全詩集」発行される。 http://www.plib.pref.aomori.lg.jp/top/museum/murajirou.html 幻の詩人村次郎、その詩と人生(中村真一郎手帖(8)(9) 八戸種差海岸 https://www.youtube.com/watch?v=KsFDGRaWE40 ♪♪ 幻の詩人村次郎の代表作『風の歌』…

会員以外にも公開

幻の詩人村次郎「風の歌』1の世界

村次郎詩集『風の歌』より 序章 風よ おまへは 確に人間だけを吹いてゐる時がある 1 待ってゐた 禪古花(かっこばな)だった 待っていた 閑古鳥だった 西日に顔を赫らめた風(おまへ)だった 2 願ってゐた 移動を 測ってゐた 距離を 装ふた落着が 僕が 夏夜のやうに 草露のやうに ああ それらの間を 二つの隙を 不意によぎるもの 觸れ さだかならぬもの おまへ 3 おま…

会員以外にも公開

村次郎「風の歌』1の世界

村次郎詩集『風の歌』より 序章 風よ おまへは 確に人間だけを吹いてゐる時がある 1 待ってゐた 禪古花(かっこばな)だった 待っていた 閑古鳥だった 西日に顔を赫らめた風(おまへ)だった 2 願ってゐた 移動を 測ってゐた 距離を 装ふた落着が 僕が 夏夜のやうに 草露のやうに ああ それらの間を 二つの隙を 不意によぎるもの 觸れ さだかならぬもの おまへ 3 おま…

会員以外にも公開

幻の詩人村次郎「風の歌』1の世界

村次郎詩集『風の歌』より 序章 風よ おまへは 確に人間だけを吹いてゐる時がある 1 待ってゐた 禪古花(かっこばな)だった 待っていた 閑古鳥だった 西日に顔を赫らめた風(おまへ)だった 2 願ってゐた 移動を 測ってゐた 距離を 装ふた落着が 僕が 夏夜のやうに 草露のやうに ああ それらの間を 二つの隙を 不意によぎるもの 觸れ さだかならぬもの おまへ 3 おま…