「老子」の日記一覧

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上善水如

コロナ禍の最近は酒、ビールでさえも殆ど飲む機会は なかった。 2,3年前、漢詩の本を読んでいた時に 老子の「上善若(如)水」があった。 謙譲な態度で立ち回れば、堅固で強大な相手にも 最終的に勝てる。現実的な処世術としても読める、と。 この歳になって、処世術でもなかろうと思いながら、 同時に「上善水如」という日本酒があることを知った。 越後湯沢の酒蔵。でも飲むには、ネットで取り寄せか どこか…

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老子出関の図 牛人

NHKのEテレの日曜美術館で孤高の水墨画家篁牛人を特集していました。紹介されていた作品の中に「老子出関の図」がありました。巨体の老子が大きな牛にまたがって旅に出る図です。

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何をしても楽しくない憂鬱

フルーツに飢えていたんだわ 毎日 ひとつ りんごか きゅうい か なつみかんかを 買う。 私の 体中の臓器が 喜んでいる。 水を得た 魚のように 音楽に飢えていたんだわ わすれていたの 昔の歌が 心のひだに 深く 静かに しみてゆく 文学に 飢えていたんだわ 薫り高い 文芸作品に 芥川龍之介の  みかん に出会う 虚構を交えて それが技術? みかんの鮮やかさが 視界に 広がる 芸術の世…

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老子

世間が 頭の良いやつを褒めるもんだから ひとはみんな 利口になろうとあくせくする。 金や宝石を大事にするから 盗人が増える。 世の中が 生きるのに必要の無いものまで やたらに欲しがらせるから みんなの心がうわずってしまうんだ。 (老子 筑摩文庫 加島祥造) 2500年前の知恵

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『 玄牝の門が目の前春の宵 』遊行俳句で交心zpx1301

★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 遊行俳句で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★ ★ 遊行俳句で交心zpx1301 ――♪♪♪―――――――――――――♪♪♪――       玄牝の門が目の前春の宵 ――♪♪♪―――――――――――――♪♪♪――  游呼さん、いつも訪問ありがとうございます。  えええっっっ、色にやられてくれましたか。  紫の妙味のようなものがあればHap…

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軽蔑・嘲笑

 肺がんの経過観察は、県立病院、 糖尿病の治療は、第一病院、 脳卒中は、近所の脳外科医院、 眼底検査は、近所の眼科医院、 その他、皮膚科もあり、病院通いもそこそこ忙しい。  病院での待ち時間は、かなり永いので、 読みやすい本を二三冊持参することにしている。 今日は、新井満さんの「自由訳 老子」を読んだ。 2,000年以上も前の鋭い洞察に驚嘆した。 曰く、 その存在を意識されない政治家・・…

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「小さき花」(加島祥造・金澤翔子著)は明るい

「小さき花」 加島祥造・金澤翔子著 小学館 2010年11月3日発行 ー僕も翔子も「小さき花」として生きていたい。  谷のお父さま、会えたね。  谷は白いちいちゃな花がいっぱい。  カラスの羽が落ちてたね。  カラスの羽、柔らかいけどかたかった。  羽根で「頑張る」って書いたね。    私の老子訳本「タオ ヒア・ナウ」を買ってくださったMさんの息子が「玄ちゃん」です。玄はダウン症と診断された。 …

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本当の強さとは?

二千数百年も前に書かれたといわれる『老子』。  今だに作者の詳細については謎のヴェールに  包まれていますが、そこに記された言葉は、  時代を超えて私達の心に多くの“気づき”や  人生のヒントを与えてくれます。  老子の思想で特徴的なのは、  世の中一般で言われている“強さ”を  本当の強さとは考えないと言う事。  すなわち、一般的には“弱い”とみなされるものの  中にこそ真の強さがあると…