2022年06月02日(木)19:19 会員以外にも公開 卯月 重要文化財 旧田中家住宅 埼玉県川口市の重要文化財、田中徳兵衛さんの旧住宅を昨日見てきました。 意外だったのは、鋳物で有名な川口市もその昔は麦味噌醸造が盛んだったようです。 そもそも、日光御成道川口宿だった宿場町ですからね〜。 人も街も、鉄道によって商売や産業が変わり、今では宿場町の面影はなく駅周辺にはタワーマンションが立ち並んでいました。 詳細は別ブログにアップしています。 https://not…
2020年05月08日(金)16:44 会員以外にも公開 ピース 幸手、日光街道にある明治、大正、昭和の店構え 幸手駅から日光街道へ。 昭和の建築を見ながら散歩するだけ。汗をかきながら、歩くのが楽しみ。 すぐに現れたのが「小島商店」(薪炭商)でした。昭和12年(1937年)の重厚な建築です。 「永文商店」酒屋さん。現在も流行っているようです。トロッコの線路がありました。 古い商店が続きます。「竹村家」(旧石炭商)、昭和初期の建築です。 こんなモダン建築も現れました。 「飯村医院」大正12年(192…
2019年04月08日(月)20:03 会員以外にも公開 ピース 未来風建築だけではない、「表参道」に残る昭和の「店構え」 晴れた日に表参道を歩いた。 オシャレな店や華やいだ服装の若者が歩いている。さすが表参道だ、若者の脚が長い。灰色のくすんだような暮らしている街とはたいした違いだ。騒々しいが! 言い方を変えれば、若者の世界だ。 こんなところで、禿頭、皺だらけをひけらかしながら昼寝をしてみたいものだ。誰も近寄らず、逃げてゆくので熟睡できるだろう。 「表参道」にも、そこここに化粧をし直した昭和の建物が残っていた。「…
2018年12月26日(水)20:16 会員以外にも公開 ピース 和洋折衷の極み…「求道会館」(本郷)の【100年建築】 月に1度、第4土曜日にこの建築物の内部が公開されています。予約は必要がなく、解説もしてくれるので実にありがたい。 この建築は大正4年(1915年)、浄土真宗の僧侶、近角常観が説法の場として建設しました。 手作り感があり、丁寧に作られた建物です。和洋が見事に調和している建築物に触れられる機会はそうありません。 窓、ドア、シャンデリア、椅子など細かい気配りがあります。 100年前の建物は今風…
2016年04月30日(土)01:41 会員以外にも公開 satoyama 太山寺 三重塔 太山寺は神戸市街地に近くに位置しているが、境内の内外は原生林が残る森林に接している。 本堂は鎌倉時代、1300年頃の建立。 内部を内陣、外陣に分ける様式になった初期のものとして国宝に指定されている。 今も大きな伽藍を残しているが、門前には飲食店、土産物店は一軒も無く、塔頭や境内は、いつ行っても心を和ませる雰囲気を醸している。 車で15分ほどの処、思いついては行って、ぼんやりさせてもらって…
2016年01月13日(水)01:36 会員以外にも公開 satoyama 富田林の寺内町(じないまち) 昨年、暮も押し詰まったときに、富田林の寺内町(じないまち)へ行ってきた。 地名的には大阪府富田林市富田林町である。 河内生まれの自分には、富田林は身近な処であったけれど、今は3回乗り換えを繰り返して、2時間半もかかった。 寺内町(じないまち)というのは、用語解説的には、中世末期から近世初期 に成立発展した人為的な集落で,おもに浄土真宗の寺院を中心に形成されたもので、防衛 体制を整えた集落…
2015年10月17日(土)23:20 会員以外にも公開 satoyama 旧西尾家 住宅 仕事をしていた頃に、半年ほど吹田市庁舎に通っていたことが有った。 その時に、1階ロビーで、旧西尾家住宅の紹介資料を目にしていたことを思いだし、先日近くへ行った際に寄ってきた。 重要文化財。 西尾家は、江戸時代の吹田村の庄屋であった。 第11代、第12代の当主により、明治中期から昭和初頭にかけて建築・整備されていた母屋をはじめとして、蔵、納屋、東屋などの屋敷全体の構成がそのまま残ってい…
2015年08月30日(日)15:01 会員以外にも公開 satoyama 東寺 東寺へ行ってきた。 京都駅から徒歩20分ほどの所、市街地にあった。 796年に国家鎮護の寺院として建立されていたものが、823年に嵯峨天皇から弘法大師空海に給預され、真言密教根本道場ともなった。 現存する主要堂塔は 金堂 (国宝) 講堂 (重文) 五重塔 (国宝) 大師堂 (国宝) で、金堂以外はすべて空海の手により建立されている。 これら4堂塔全てが、何度…
2015年03月17日(火)19:55 会員以外にも公開 satoyama 千年家 旧古井家 住宅 他人(ひと)さんのブログを見て、前から是非にと思っていた姫路市安富町皆河の「千年家 古井家」へ行ってきた。 ここでも姫路市かと思うような山間の県道を走行していると、山裾の斜面を削って造られた平坦地に一戸一戸が立つ小さな集落が現われて、その中にこの「千年家」は自然な振る舞いで建っていた。 建造は室町末期と推定されていて、優に400年を経たこの古民家の前に立つたとき、不思議な感動を覚えた。 この建物…
2014年01月03日(金)21:36 会員以外にも公開 satoyama 出会い 願ってもない陽気につられて、通りなれていない道で、車を止めて小さい用紙(サムホール)に一枚スケッチをした後、この山裾に点在する家々を見ていて、もっといいものが有りそうに思えて用心深く徐行している時、立木の裏にほんの少し見える屋根に惹かれて、脇道の農道を入って行くとそこに素晴らしい茅葺き民家が建っていた。 母屋と二棟の納屋があり、母屋は18世紀前期の建築、納屋はいずれも19世紀中期の建築という…
2013年12月25日(水)19:34 会員以外にも公開 satoyama 広渡廃寺跡 歴史公園 小野の北播磨綜合医療センターからの帰りに、少し遠まわりになるけれども、広渡廃寺跡歴史公園に寄って来た。 かっては栄えたのでしょうが、平安時代の末にはすたれてしまったそうです 今は建物は何も残っていませんが、幸い基壇の跡がきっちり残っていましたので、正確な場所、建物規模が分かります。 東塔、西塔を持つ薬師寺式時伽藍だったそうです。 ただこちらの塔は三重塔です。 伝承によれば、本尊は、近く…
2013年12月15日(日)23:27 会員以外にも公開 satoyama 茅葺きをめぐるバスツアー ( 2.南僧尾 観音堂 ) 村人(町民)に守られているお堂。 創建承和7年(840)と伝えられる新善寺が、天正6年(1578)の兵火で焼失、焼け残った本堂が豊臣秀吉の命で修復され、以後、村の観音堂として守られてきた。 発見された「堂頭日記」により、その建立は延徳元年(1584)を下らないと判断されている。 桁行3間、梁間4間 4面庇及び広縁 寄棟造り・茅葺 堂内に1間厨子を持っている。 県指定重要文化財 …
2013年07月18日(木)13:06 会員以外にも公開 satoyama 明日香村 飛鳥資料館 明日香村へ行って来た。 この地で一度描きたいと思っているけれども、広いこの村の中で、見どころも多いだろうし、いきなりかさばる道具を引っ掛けて歩き回っても場所探しに日が暮れるだろうからと下見の積りだった。 この時期なら、車で廻っても、狭い道での渋滞や駐車場探しに困ることもなかろうし、第一歩いて回っている人たちに迷惑を掛けることも少なかろうと思ってのことだったが、これは正解であった。 飛鳥資…
2013年05月11日(土)00:28 会員以外にも公開 satoyama 相楽園 ハッサム住宅 連休中、人を案内して相楽園へ行ったが、同行の人が花を追っている間、自分は勝手をしてハッサム住宅をスケッチした。 この館にも、出入りする人は多かった。 ある小冊子の裏表紙に 私たちの持つ能力は、仕事を処理する能力だけではありません。 対人関係を広く結ぶ力、美しいものを美しいと感じる力、趣味などを通して生活を楽しむ力、 人を細やかに思いやる力・・・・。 これらを大切に伸ばすこ…