「キャロル・オコンネル」の日記一覧

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盲目の少年が聞いたジングルベル

 キャロル・オコンネルの「修道女の薔薇」を読了した。著者は、アメリカ在住のミステリー作家である。本書は、ニューヨーク市警の冷血な美人警察官、かつ、天才的ハッカーであるキャシー・マロリーを主人公としたシリーズの第十二作である。  ニューヨーク市警ソーホー署巡査部長であるキャシー・マロリーの許を、彼女が少女時代に通っていた教会のブレナー神父が訪れ、彼の知り合いでセント・バーナディン修道院のシスター・…

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暗闇の舞台で

 キャロル・オコンネルの「ゴーストライター」を読了した。著者は、アメリカ在住のミステリー作家である。本書は、ニューヨーク市警の冷血な美人警察官、かつ、天才的ハッカーであるキャシー・マロリーを主人公としたシリーズの第十一作である。  厳冬のニューヨークの一夜、脚本家のピーター・ベックは、ブロードウェイの酒場をハシゴして、泥酔状態で劇場に入場する。その劇場では、彼が脚本を書いた三幕ものの「真鍮のベッ…

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妖精の顔を持つ少女

 キャロル・オコンネルの「生贄の木」を読了した。著者は、アメリカ在住のミステリー作家である。本書は、ニューヨーク市警の冷血な美人警察官、かつ、天才的ハッカーであるキャシー・マロリーを主人公としたシリーズの第十作である。  セントラル・パークで、ネズミの駆除の手順を間違え、逃げ出した大量のネズミが、重度脳卒中をを起こして倒れた老婦人のラ二ヤードを食べ始める。その時、その側を通りかかったニューヨーク…

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アメリカ人のマザー・ロード

 キャロル・オコンネルの「ルート66(上、下)」を読了した。著者は、アメリカ在住のミステリー作家である。本書は、ニューヨーク市警の冷血な美人警察官、かつ、天才的ハッカーであるキャシー・マロリーを主人公としたシリーズの第九作である。  アッパーウェストサイドにあるマロリーのアパートの居間から、胸に銃弾が撃ち込まれた女性の死体が発見され、マロリーが失踪していた。その女性はサヴァンナ・サイラスというシ…

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虐殺からの生還

 キャロル・オコンネルの「ウィンター家の少女」を読了した。著者は、アメリカ在住のミステリー作家である。本書は、ニューヨーク市警の冷血な美人警察官、かつ、天才的ハッカーであるキャシー・マロリーを主人公としたシリーズの第八作である。  ニューヨークのセントラルパーク西通りにある壮大な邸のウィンター邸で、一人の男が殺害される。殺されたのは保釈中の殺人犯のウィリー・ロイ・ボイドで、ボイドの死体には鋏によ…

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マロリーの神託

キャロル・オコンネルの「氷の天使」を読了した。著者は、アメリカ在住のミステリー作家である。本書は、ニューヨーク市警の美人女性警察官キャシー・マロリーを主人公としたシリーズの第一作である。  ニューヨークの場末の廃ビルで、ニューヨーク市警重大犯罪課を率いるルイ・マーコヴィッツ警視の惨殺死体と、咽喉を切り裂かれた75歳の女性富豪パール・ホイットマンの死体が発見される。ホイットマンは女性富豪連続殺人事…

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秘密の一瞬を暴く写真

キャロル・オコンネルの「愛おしい骨」を読了した。著者は、アメリカ在住の推理小説作家である。  物語は、主人公オーレン・ホッブスが、20年振りに故郷に帰ってきたことから始まる。20年前に、17歳のオーレンは、15歳の弟ジョシュアと森へ行き、彼だけが戻り、弟は行方不明になってしまった。弟殺しの嫌疑を掛けられたオーレンは、その事件を契機として家を離れていた。彼は、合衆国陸軍犯罪捜査部の優秀な捜査官であ…