「渡辺和子」の日記一覧

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226事件の日の祈り  どんな不幸を吸っても はく息は感謝でありますように

『私たちは、この世にあって、 いつも喜びに溢れて生きていられる訳ではありません。 むしろ、生きることの難しさに悩み、 生きることに疲れていることの方が、多いのではないでしょうか。 しかし、こういう暗い時間、重苦しい経験は、 決して無駄でなく、また無駄にしてはいけないのです。 このような経験があって始めて、 他人の辛い日々を、少しでも理解することができるのです。 河野進という牧師が、このような詩を…

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73、「あなただけの人生をどう生きるか」(2)(渡辺和子著)は淋しさに耐え孤独を噛みしめ

ー人が本来の姿、主体性を喪失して生きる時、そこには真の幸せ、永続的な喜びはあり得ない。  孤独という運命を背負って生まれ、暮らし、死んで行く人間同士が寄り添いながら生きる「人」という字にふさわしい姿と言えよう。  友情がそうであるためには、そこにまた、さびしさもなければならないのだ。  ミヒャエル・エンデの本「はてしない物語」。  バスチャンは悟る。「世の中に悦びの形は何千何万とあるけれども、そ…

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73、「あなただけの人生をどう生きるか」(1)(渡辺和子著)は淋しさに耐え孤独噛みしめ生きること

「あなただけの人生をどう生きるか 若い人たちに遺した言葉」 渡辺和子著 ちくまプリマー新書  2018年8月10日発行 ー「考える力」を錬磨する道場であり、その明確な判断に基づいて己の行為を選択する自由人を形成するところ。  授けられる知識に能動的に働きかけて、知識を知恵に、すなわち自分にとって価値あるものにしてゆくこと。  成人してゆく女性の美しさに加えて、考える力と、豊かな心と、謙虚さがこの…

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「面倒だから、しよう」(渡辺和子著)を読んだ

「面倒だから、しよう」 渡辺和子著 幻冬舎  2013年12月20日発行 ー「よりよく、生きる」「人間らしく、生きる力でなけえればいけないのではないでしょうか。  面倒でもする人、倒れてもまた起き上がって生きてゆく人を育てたいのです。  「仕始めて仕収め」の心がけ。  「最初で唯一最後」のていねいさを大切にして生きたい。  いつも、にっこり笑うこと  ひとの身になって思うこと  自分の顔を恥じな…

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置かれた場所で咲きなさい

「置かれた場所で咲きなさい」ノートルダム清心学園理事長 渡辺 和子著の紹介です。 まえがきに次のように書いてありました。 修道者であっても、キレそうになる日もあれば、眠れない日もあります。 そんな時に、自分をなだめ、落ち着かせ、少しだけでも心を穏やかにする術を、いつしか習いました。 三十台半ばで、思いがけず岡山に派遣され、翌年、大学学長に任命されて、心乱れることも多かった時、一人の宣教師が、…