癌治療に携わる医者が、末期がんになったら抗がん剤治療はやめて、痛みを取る緩和ケアへ進む方が多いそうですが、 癌患者は、最後の最後まで死ぬ直前まで、苦しい抗がん剤治療を行う方もいると言います。
草取りから戻って部屋に入ると家内が電話中だった。 静かにパソコンに向かい話を聞いていると気になる言葉。 「転移が見付かったんて?それでどこに?」 「三重大で手術したのに?あんた一体いつから?」 相手はご近所の親しい友達でコロナでご無沙汰してた。 2年前に人工股関節の手術をしたばかりで癌を発症した。 手術で一部摘出はできたが取り残した癌が転移した。 声は元気だが外出ができず息子夫婦が面倒を見…
それは電話から 通院の準備に追われ、忙しい朝を迎えていた。 朝食後に電話が鳴り、こんな時どこからと思いながら受話器を取る。 耳からは女性の声で、病院の予約変更を知らせてきた。 意外な相手に予想外の内容、しかし、こちらは一向に構わないので、ふたつ返事に承諾の返答、すぐ日にちの調整に入り、後日に決まった。 行くつもりでいたのが急に変更になり、時間を余すことになった。 電車の時刻表、バスの時間な…
主人の母は余命宣告され緩和ケアで築地の病院に入院しました。 体調不良で検査入院しましたがもう治療もできないとの結果で退院しましたが数日後嘔吐して救急車で入院しました。 今息子も入社まで帰っているのでお見舞いに行ってきました。 息子との外出は嬉しいのですがお見舞いは気が重いです。 駅までのバスを待っている時「出てるよ」と鼻毛を指摘されました(>_<) ここんとこなんか鼻毛っぽい感じがモヤモヤし…
AM5時に癌の痛みでダメだと言われている マッサージを 父を起して、父から依頼させた AM7時に母の朝食のために 一階のテーブルに行くと 唇から血を流している母が イス上で寝ている ペットボトルのお茶が見当たらないから 自分で入れようとして転んだようだ AM7時30分に盲目マッサージ師とその付き添いの母親が 来たので、やってはいけないマッサージだから形だけ頼む マッサージ師が一時間話しな…
4月12日 木曜日 緩和ケアボランティアのサービスほぼ終了し、片付けている時です。向こうからにこにこと手を振って患者さんが来ます。 奥さんが車いすを押し、娘さんが一緒に着いて歩いていました。奥さんが解説、「美味しかったそうですよ。」何の合図かなどういう意味かなと思いましたよ。「どういたしまして良かったですね」と返答しました。 ボランティアリーダーさんが、奥さんがいると全然態度が違うのよという…
1月11日 木曜日 緩和ケアボランティア 新年初のボランティアです。久しぶりで、患者さんも入れ替わっていました。3時~患者さんの病室にお茶のサービスのメニューを持って注文を聞きに行きました。 ある病室に入りました。私の顔を見るなり驚きと共に立ち上がり、涙を流すうん十年も前の後輩がいました。 義母の付き添いだそうです。真っ暗な部屋に一人坐っていました。そんな時に私の顔を見て結婚する前、現役時…