「緩和ケア」の日記一覧

会員以外にも公開

知り合いの人の旅立ち

驚いた。 癌の治療も尽きて、 緩和ケアに入っておられることは 聞いていた。 余命6ヶ月と聞いていたのに、 実際は1ヶ月であった。 ご挨拶に伺うと、 寝姿そのものであった。 今にも起きてきそうであった。 安らかなお顔であった。 今にも笑い出しそうなお顔であった。 ご家族様からお聞きすると、 様子が変化して、 たったの10分で、 旅立ったそうだ。 その日…

会員以外にも公開

母、旅立つ。

朝、確認すると、呼吸が速くなっていたが元気に眠ってくれていた。 ホッと、一安心。 オムツの確認をすると尿の量がとても少なかった。 弟に電話をかけて、今日は、いつ、こっちに来るのか尋ねた。 正午には行くって。 正午では、遅い。今日何か用事があるの、、、と尋ねる。 別にこれと言ってないと。 だったら、早い目に来て、こんなときだから、、、。 分かる。分か…

会員以外にも公開

近況報告2

母の様態は、日に日に変わり、 今は、 水も、飲むことが難しくなった。 昨日、訪問の医師は、 4〜5日と告げた。 来週が、旅立ち。 今は、すやすや眠っている。 手を上げて。 私は、 布団に母の手を入れるのだが、 じきに出す。 元気な寝相に笑える。 会話が難しくなり、ずっと寝ている。 夜のオムツ替えでも、 ずっと寝ていた。 眠くて眠くてしかたない様子だ。 …

会員以外にも公開

近況報告

10月半ばに、母の末期がんが分かった。 ドクターは、手術と放射線治療か、緩和ケアか、迷われていた。 家族も、迷う。 母の意見を聴くことになった。 母は、緩和ケアを選んだ。 検査入院から自宅に戻ってきた。 自宅でさいごをまで過ごしたいという母の願いを叶えてあげたい。 私は、仕事に実家から行き、仕事のあと、実家に行く。実家で寝泊まり。 今日は、母を車椅子に乗せて、お風呂へ…

会員以外にも公開

末期がん患者の日常

8月20日、昨日がん性疼痛の痛みがひどくなった。 毎日がんリハビリとして公園を散歩しているが、階段の段差を登っていて、突然歩くのが辛い痛みにみまわれた。 公園のベンチで座って、今看てもらっている在宅緩和クリニックに電話でどうしたらよいか相談した。 丁寧に対応して頂き、薬の増量を指示してもらった。 24時間対応してくれるので、安心して毎日過ごせている。 ステージ4を宣告されてから、食欲不…

会員以外にも公開

抗がん剤の過大評価

癌治療に携わる医者が、末期がんになったら抗がん剤治療はやめて、痛みを取る緩和ケアへ進む方が多いそうですが、 癌患者は、最後の最後まで死ぬ直前まで、苦しい抗がん剤治療を行う方もいると言います。

会員以外にも公開

身近になった終末医療

草取りから戻って部屋に入ると家内が電話中だった。 静かにパソコンに向かい話を聞いていると気になる言葉。  「転移が見付かったんて?それでどこに?」  「三重大で手術したのに?あんた一体いつから?」 相手はご近所の親しい友達でコロナでご無沙汰してた。 2年前に人工股関節の手術をしたばかりで癌を発症した。 手術で一部摘出はできたが取り残した癌が転移した。 声は元気だが外出ができず息子夫婦が面倒を見…

会員以外にも公開

春になれば☀️‼️

さて今日も歌の練習に出掛けよう✨朝の靄が晴れて弱々しい日差しが戻って来た。自粛生活は本当に精神を疲弊させる。悶々と一人で過ごす日中はろくなことを考えない。行き着くところは夫の死顔(デスマスク)だ。延命を望まなかったのだからあれで良かったのだ❗️と自分で自分を納得させようとするのだが、最期は命をむしりとられるようだった事にこだわってしまう。強い痛み止めは身体から生気を奪う。まだ心臓は生きようと鼓動…

会員以外にも公開

がんになった緩和ケア医が語る「残り2年」の生き方、考え方

2020年11月17日(火)いつものように、「おはよう日本」を耳だけ傾け視聴していた。6時45分過ぎ、『一年前の去年の10月長引く咳が気になり(中略)肺がんが見つかったのです・・・』気付いた時にはカメラをテレビ📺(←笑)に向けていた。    昨年7月に実父を88歳で、今年3月に義父を94歳で看取りできた者として、43歳の働き盛りに宣告された『運命』に立ち向かう姿は、ある意味で塩沼亮潤師にも通じ…

会員以外にも公開

ティータイム

病院は午後3時になるとティータイムを開く。コーヒーとケーキが用意され、患者さんが三々五々車椅子で会場に集まって来る。話し好きで退屈しきっている夫は毎回出席している。 みんなジジとババばっかりだ。自分のことを棚にあげて言う。それにみんな大人しいから、俺が一人で喋っている。で、時々笑ってくれる❗️夫は、子供たちから散々バカにされたダジャレの数々を披露しているらしい!笑ってくれる人がいる限り、夫のダ…

会員以外にも公開

介護の思い出

それは電話から 通院の準備に追われ、忙しい朝を迎えていた。 朝食後に電話が鳴り、こんな時どこからと思いながら受話器を取る。 耳からは女性の声で、病院の予約変更を知らせてきた。 意外な相手に予想外の内容、しかし、こちらは一向に構わないので、ふたつ返事に承諾の返答、すぐ日にちの調整に入り、後日に決まった。 行くつもりでいたのが急に変更になり、時間を余すことになった。 電車の時刻表、バスの時間な…

会員以外にも公開

息子と義母のお見舞いに築地へ

主人の母は余命宣告され緩和ケアで築地の病院に入院しました。 体調不良で検査入院しましたがもう治療もできないとの結果で退院しましたが数日後嘔吐して救急車で入院しました。 今息子も入社まで帰っているのでお見舞いに行ってきました。 息子との外出は嬉しいのですがお見舞いは気が重いです。 駅までのバスを待っている時「出てるよ」と鼻毛を指摘されました(>_<) ここんとこなんか鼻毛っぽい感じがモヤモヤし…

会員以外にも公開

安部総理のマッサージ禁止法

AM5時に癌の痛みでダメだと言われている マッサージを 父を起して、父から依頼させた AM7時に母の朝食のために 一階のテーブルに行くと 唇から血を流している母が イス上で寝ている ペットボトルのお茶が見当たらないから 自分で入れようとして転んだようだ AM7時30分に盲目マッサージ師とその付き添いの母親が 来たので、やってはいけないマッサージだから形だけ頼む マッサージ師が一時間話しな…

会員以外にも公開

『穏やかな死に医療はいらない』まとめ

*はじめに 終末期と死について-人生の最終章のシナリオを書くのは自分自身で、医師や家族ではない。 医師や病院にまかせっきりにしている限り自分らしい最期を迎えることはできない。自宅での穏やかな死は、家族がいても一人暮らしでも同じ。 穏やかな死に医療はいらない(20年後の日本の医療の常識)。 在宅緩和ケア医は、その「人生の幕引きを手伝う」。 *プロローグ 緩和ケアとは、死に直面した患者の心身の痛み…

会員以外にも公開

にこにこ患者さん奥さんがいるからなんだって

4月12日 木曜日 緩和ケアボランティアのサービスほぼ終了し、片付けている時です。向こうからにこにこと手を振って患者さんが来ます。 奥さんが車いすを押し、娘さんが一緒に着いて歩いていました。奥さんが解説、「美味しかったそうですよ。」何の合図かなどういう意味かなと思いましたよ。「どういたしまして良かったですね」と返答しました。 ボランティアリーダーさんが、奥さんがいると全然態度が違うのよという…

会員以外にも公開

顔を見て思い出がこみ上げたのでしょうか

1月11日 木曜日 緩和ケアボランティア 新年初のボランティアです。久しぶりで、患者さんも入れ替わっていました。3時~患者さんの病室にお茶のサービスのメニューを持って注文を聞きに行きました。 ある病室に入りました。私の顔を見るなり驚きと共に立ち上がり、涙を流すうん十年も前の後輩がいました。 義母の付き添いだそうです。真っ暗な部屋に一人坐っていました。そんな時に私の顔を見て結婚する前、現役時…