「死者の長い列」ローレンス・ブロック著…死について語り合う男たち!
NYに住む無免許の私立探偵、マット・スカダーシリーズの12作目。 マット・スカダーは55歳になった。仕事を減らして、事実婚の相手エレインの店を時々手伝ったりしてゆったりと暮らしている。 スカダーのところに、PR会社のトップがやってきて調査を依頼する。 年に一度だけ会って食事をする男たちの会は、現在のメンバーになってから32年になる。会員はまだ60歳代で、そのうちの半数近くが死んでい…
NYに住む無免許の私立探偵、マット・スカダーシリーズの12作目。 マット・スカダーは55歳になった。仕事を減らして、事実婚の相手エレインの店を時々手伝ったりしてゆったりと暮らしている。 スカダーのところに、PR会社のトップがやってきて調査を依頼する。 年に一度だけ会って食事をする男たちの会は、現在のメンバーになってから32年になる。会員はまだ60歳代で、そのうちの半数近くが死んでい…
ローレンス・ブロックの小説読書記事はブログに7回、アップしています。 http://hamidashirakuen.blog.fc2.com/blog-category-203.html 乾いた文章で、登場人物の動きを描きながら内面を照射してゆく小説だ。読書するリズムによく合う。 それは翻訳がうまいからか。英語ではどのように表現されているのか。興味が湧いてくる。都内に行く機会が…
1965年に世に出た小説。現在では古典となっていて、冒険・ミステリの分野で読むべき小説の上位に挙がっている。 内藤陳は新宿ゴールデン街で経営する酒場の名称を、この小説から採用して「深夜プラスワン」と名づけている。冒険小説好きな内藤陳氏はこの小説が醸し出すハードボイルドな雰囲気が好きだったのだろう。 人気があった店だ。酒を飲まないワタシでさえドアを開けて首を突っ込んだが、陳さんに睨まれたので思…
私はハードボイルドが好きだ。 "Where were you last night ?" "That's so long ago. I don't remember." "Will I see you tonight ?" "I never make plans that for ahead." 「昨夜はどこにいたの?」 「そんな昔のこと、覚えてないね」 「今夜逢える?」 「そんな先のことは…
ハードボイルドと言えばあのレイモンド・チャンドラーの小説に登場する探偵フィリップ・マーロウの文中のセリフの訳「強くなれば生きていけない。優しくなれば生きる資格がない」が恰好いいねぇ。 http://yottyann.at.webry.info/200509/article_16.html 最近人気を取り戻して来た相撲だけれども、同時に不祥事とかの連発が続いているね。 特に「横綱の品格」なんて…