小野小町は平安時代の女流歌人で、小倉百人一首では、第9番目に有名な句あります。 「 花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる 眺めせしまに 」 出身は明らかではないのですが、出羽の国(秋田)の郡司の娘と言われています。 小野氏というと、遣隋使の小野妹子、流罪で隠岐に流された小野の篁(たかむら)、能筆家の小野道風という文化人の家柄でもあります。 京都には「小町寺」と呼ばれる寺が二…
古今和歌集は、平安時代に醍醐天皇が4人の撰者に命じて作らせた我が国初の勅撰和歌集です。 その4人とは、紀友則、紀貫之,凡河内躬恒、壬生忠峯です。 中でも紀貫之が責任者で、「仮名序」を書いています。 貫之が選んだ「6歌仙」とは、僧正遍照、在原業平、文屋康秀、喜撰、小野小町、大友黒主の6人です。 ここでは、紅一点の小野小町の恋歌を紹介します。 ☆ 小野小町 日本書紀では、允恭天皇の后としてい…
高校講座古文の時間、教師は金田一秀穂先生、生徒は滝沢カレン。先生が、 ”思ひつつ 寝ればや人の 見えつらむ 夢と知りせば 覚めざらましを” の歌を紹介したとき、「作者は小野小町」と言うと、カレンちゃんすかさず「小町と言っても、男!!!!!」とチョット誇らしげな口調で言い放った。 一瞬戸惑った金田一先生、しかしそこはさすがの国語学者、「それは小野妹子!」とすぐさま訂正。 小野妹子が話題にな…
1月28日。 番外編9番:小野小町をアップロードしました。 おふざけなのでご容赦ください。
花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに この歌は『 小倉百人一首』(9番) 『古今集』春・113にある 小野小町 の歌です。 小町のつぶやき いやだわ、栄え咲き誇った桜の花も、むなしく 色あせてしまったわね。 私が降り続く長雨でぼんやり時間をつぶして いるうちに。 かつては絶世の美女よ花よと謳われた私も、 みっともなく老けこんでしま…