「外国映画」の日記一覧

会員以外にも公開

映画「グランド・ブタペストホテル」

映画秘宝館の町山さんが推薦していた映画なので、「間違い無し」だと思って見に行ったのですが・・・、何とも消化不良な感じで映画館を出る事になってしまいました。  1930年代、東欧の架空の国に有る「ブタペストホテル」・・・、そこでコンシェルジュを務める主人公が、有ろう事か夜の「おもてなし」までして気に入られていた大金持ちのご婦人から、遺産として有る絵画を相続します。しかし、その後その貴婦人を殺した…

会員以外にも公開

映画「ジャンゴ 繋がれざる者」

「イングロリアス・バスターズ」の次がこの作品だった事・・・、それは必然でしょう。  映画は、有り得ないものを見せ、有り得ない物語を紡ぎ、時に間違った歴史を正しい道に戻してくれます。  「ジャンゴ 繋がれざる者」・・・、昔、子供向けアニメ番組のテーマソングに「愉快 痛快 奇々怪々」とい歌詞が有りましたが、まさにこの映画に相応しいものでした。  タランティーノは、マカロニ・ウエスタンの形を守り…

会員以外にも公開

映画「キック・アス2」

先ず言いたい事・・・、前作同様、題名は「ヒット・ガール」とするべきでしょう。  閑話休題、前作を上回るハチャメチャ振り!こういう映画・・・、大好きです。  ストーリーは、前作で敗北した犯罪組織のボス、フランク・ダミーコの息子と、キックアスと「正義の味方達」の対決の物語です。  「主役」(絶対彼女が主役です)のヒット・ガールは、父親を亡くしてから色々ありましたが、普通の女子高生になろうと「謹慎…

会員以外にも公開

「スタートレック イントゥ・ダークネス」

このエピソードは、TV版「宇宙大作戦(TOS)」第24話「宇宙の帝王」の後日談が映画版第2作目「スタートレック?カーンの逆襲」であるなら、その「前日談」にあたるものです。  遺伝子操作で生まれた「怪物」カーンとカーク船長の最初のコンタクトです。  今回は3Dを見ましたが、やっぱり21世紀になってからのスタートレックです。迫力が違います。3Dも効果的に使われて、C.G.の技術も申し分ありません…

会員以外にも公開

裏切りのサーカス

あの頃のスパイ映画は「良かった!」・・・時代のダイナミズムを感じる事が出来るのはやっぱり冷戦期!・・・些か不謹慎でしょうか?  ル・カレの「ティンカー・テーラー・ソルジャー・スパイ」の映画化です。その「あの頃」を感じさせる画造りに好感を持てる仕上がりでした。  でも、ル・カレの作品なら「寒い国から帰ったスパイ」かな?・・・あれは、スパイ映画の金字塔です。 「007?」・・・あれは、アクショ…

会員以外にも公開

「夜の大捜査線」(1967年)

恐らく40年近く前に見た映画で、全く筋立ては覚えていませんでした。ただ、アカデミー賞の作品を取った作品として記憶しているのみでした。  先ず、邦題・・・、「夜の大捜査線」・・・、大捜査線などではありません。「In the Heat of the Night」・・・「夜の熱気中で・・・」とでも訳すのか・・・、恐らく映画の題名としてインパクトのあるモノが浮かばなかったのでしょう。  1967年・…

会員以外にも公開

二つの「マクベス」黒澤VSポランスキー

黒澤監督のマクベスは言わずと知れた「蜘蛛巣城」で1957年制作のモノクロ、設定を日本の戦国時代に置き換えて居ます・・・、そしてロマン=ポランスキー監督の「マクベス」は1971年封切のカラー作品です。  どちらも良く出来ていますが、戦闘シーン、マクベス(三船さん・ジョン=フィンチさん)の狂気、マクベス夫人(山田五十鈴さん・フランセスカ=アニスさん)の狂気等、どれをとっても「蜘蛛巣城」の方が優って…

会員以外にも公開

「ダイハード5」注:ネタバレが盛大にあります。

1988年の第一作目と比べると・・・スケールは2倍、面白さは半減・・・と云う事でしょう。  確かに初っ端のカーチェイスは迫力満点!使った火薬の量も半端無かったのですが、全くもってハラハラ・ドキドキが有りませんでした。  チェルノブイリでは、完全防護服の犯人グループに対して何も装備の無いマクレーン親子・・・、どうするの?と思ったら、何だか農薬散布の機械みたいなものから出る液体で、放射能が除去さ…

会員以外にも公開

☆ネタバレ注意☆ライフ オブ パイ(2013年 アン リー監督作品)

先ず結末に関して・・・其れで良いの?という声が聞こえそうですが、私は良いと思いました。  サバイバルな話なので、相手に嫌悪感を抱かせてしまう恐れがあるので、それをお伽噺の様にアレンジし、足りない部分は想像力で補ってもらいながら、それでいて種明かしはしっかりやる・・・説話としては其れで十分だと思いました。  アン リー監督、初の3Dだそうですが、画面に奥行きを持たせるための使い方が中心で、時に飛び…

会員以外にも公開

「イエロー・ハンカチーフ」(2008年アメリカ)

題名を見てすぐ分かるのですが、山田洋次監督の「幸せの黄色いハンカチ」のリメイクです。  配役は(役名は書かなくても分かるでしょう)・・・、ウィリアム・ハート(=高倉健の役)・マリア・ベロ(倍賞千恵子)、クリステン・スチュワート(桃井かおり)、エディ・レッドメイン(武田鉄矢)。  先ず、見方としては・・・「比較はしても、甲乙はつけない」・・・これでしょう。原作が良くて、俳優さんもしっかりしてい…

会員以外にも公開

やり過ぎです…でも好きです「テッド」

この手の映画は、はじめから受けつけ無い人は受けつけないものだと思いますが、私は大好きです。  映画に対して一言も二言もある方にとっては、B級の極み…、でも極まればB級も立派なエンターテイメントになると思うのです。    友達の居ないジョン・ベネット少年は、クリスマスプレゼントにもらったクマのぬいぐるみに魂が宿れとお祈りをして…、それから月日は経ちジョンは35歳…、願い通り魂を得たクマ…テッドは……

会員以外にも公開

あの会社が作る「S.W.7」が心配

ディズニーがルーカス・フィルムを買収し、スター・ウォーズ7以降の制作を再開するとの事です。・・・でも、心配です。  私の中で、スター.ウォーズ・シリーズはエピソード5(第2作「帝国の逆襲」)が最高傑作!  テアトル東京で見たこの作品は、今話題の3Dなんて目じゃない・・・堂々のシネラマ方式・・・、そのスケールの大きさは、後のエピソード1〜3のシリーズなど遥かに及ばないものでした。  さて、物語…